円安進行の背景
おはようございます。
ドル円が110円台後半で推移しています。
円安ですねー!
この背景には米利上げの可能性の高まりがあります。
今日はそれについて詳しく書きますね。
17日に開かれた米連邦準備理事会(FRB)のイエレン議長の議会証言で12月に利上げが行われる可能性が相当高いことが確認されました。
米労働市場や住宅市況は堅調さを保っており、
2017年も利上げ継続の公算が大きいことから、
ドルは主要通貨に対して堅調に推移しています。
ドル・円は6月1日以来となる110円台に上昇しており、
心理的な節目の水準を突破したことで1ドル=120円レベルを意識する市場関係者が増えています。
ドナルド・トランプ氏の経済・財政政策はFRBの金利見通しに大きな影響を与えることになるとみられており、
イエレンFRB議長は議会証言で「経済政策が一段と明確になれば、おそらく見通しを調整する」と述べています。
12月14日に公表される米連邦公開市場委員会(FOMC)の経済予測では、
政策金利見通しは据え置きとなるかもしれませんが、
トランプ次期政権の経済政策が固まることを考慮して、
2017年3月15日に公表されるFOMCの政策金利見通しは上方修正される可能性が高いでしょう。
市場関係者の間では「2017年は6月、9月、12月に利上げが行われるのではないか」との観測が浮上しています。
ただこれに関してはトランプ氏が利上げ反対ですし、どうなのかしら…と個人的には思います。
市場関係者は「トランプラリー」に酔っている?との指摘もありますが、
2017年の大きなテーマとなりそうです。