大幅反発
今日の日経平均株価は、
前日比194円06銭高の1万7862円21銭と大きく反発しました。
ドル円が米国の利上げ観測の高まりを受けて、1ドル=109円台と大きく円安進行したことが材料となったようです。
さて15日発表された10月米小売売上高は、
前月比+0.8%で市場予想の同比+0.6%を上回りました。
また、9月実績は速報値+0.6%から+1.0%に上方修正されました。
10月の小売売上高は予想以上に強い数字であり、
9月実績は上方修正されていることから、
市場関係者の間では「0.25ポイント程度の利上げを実施しても個人消費が落ち込むことはない」との見方が広がっています。
米大統領選の結果が個人消費の抑制につながるとの見方も少ないことから、
米連邦準備理事会(FRB)は12月13-14日に開かれる米連邦公開市場委員会(FOMC)の会合で0.25ポイントの利上げを実施することは確実な状況になったと言えます。
なお、市場関係者の間では2017年以降のFOMC金利見通しが注目されています。
前回(9月21日)公表の金利・経済予測では2017年末の政策金利中央値は1.1%、
2018年末は1.9%、2019年末は2.6%でした。
12月のFOMC予測で金利見通しがそれぞれ0.5ポイントずつ上方修正されてもおかしくないとの声が聞かれています。
このような変化はドル上昇につながります。
そんな背景も意識してみるといいかもしれませんね。
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