おおーはばに続落
今日の日経平均株価は、
前日比919円84銭安の1万6251円54銭とおおーはばに続落、
TOPIXは62.33ポイント安の1301.16と、こちらも大きく反落しています。
米大統領選でトランプ候補優勢だったことで先行き不透明感から全面安となりました。
では改めて米大統領選についておさらいしてみましょう。
米大統領選挙直前の7日に発表された世論調査では、
ほぼ全ての主要メディアが民主党大統領候補のヒラリー・クリントン氏が
共和党大統領候補のドナルド・トランプ氏を4ポイント程度リードしていると報じていました。
7日の米国株は大統領選挙でのクリントン氏の勝利を期待して大幅反発。
8日のNYダウも続伸しました。
市場は大統領選挙直前までクリントン氏の勝利を前提に行動していたようです。
ところが・・・・今回の大統領選は市場予想と正反対の結果になってしまいました。
日本時間9日午後4時30分時点(米東部時間9日午前2時30分)で両陣営から特別なコメントは出ていませんが、
AP通信はトランプ氏が第45代の米国大統領に選出されたと報じています。
一部の市場関係者は、「マーケットはトランプ・リスクだけを問題視しており、
2017年以降の米国経済の動向に関して真面目に議論するケースは少なかった」と指摘しています。
選挙結果が正式に確定し、
新大統領が正式に就任する来年1月20日までは、予断を許さない状況が続くかもしれませんが、
現時点では市場が勝手に作り出した「トランプ・リスク」に市場が潰される結果になってしまうかもしれません。