原油市場が軟調の理由は | 三井智映子オフィシャルブログ「ちえこのなかみ」 powered by アメブロ

原油市場が軟調の理由は

こんにちは、フィスコリサーチレポーター三井智映子の「気になるレポート」、
今回も原油についてです。
昨夜のNY原油は、ウィーンで開催された産油国会合の2日目でも減産協議が進展しなかったことに圧迫されて46ドル台にまで下落しました。

NY原油の価格が振るわず、気になっている方も多いのではないでしょうか。

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松永さんによると、『先週末のNY原油は、1日目の産油国会合で協議に進展がなかったことに圧迫され、48.7ドルまで下落して取引を終えました。そして週明けのNY原油の電子取引は、2日目の産油国会合でも協議に進展がなかったことに圧迫され、48.4ドル付近で推移』しているとのことです。

産油国会合については、『産油国会合の1日目では、協議が11時間にも及びイランが減産合意事項からの除外を求めたことで協議が難航した模様』『産油国会合の2日目の協議では、減産の具体的な協議とはならず、11月25日にOPEC加盟国と非加盟国との産油国協議を再び開催することを決定。プーチン大統領も11月25日の産油国会合に参加を表明している模様』とのこと。

また需給バランス的には、『ベーカーヒューズから先週末に発表された米オイルリグ数は、前週比2基減の412基となり、18週間ぶりの減少となりました。CFTCから先週末に発表されたNY原油におけるファンドの買い越し枚数は、4409枚減の40万3586枚となり、3週連続で近年最高となる40~41万枚付近で推移しております。』とのことでした。

さらに、『今後の原油市場の主なイベントは、11月25日の産油国会合と11月30日のOPEC定例総会となりそうです』とのことですのでしっかりチェックしていきたいですね。