NISA、まだ未開設の方へ | 三井智映子オフィシャルブログ「ちえこのなかみ」 powered by アメブロ

NISA、まだ未開設の方へ

今回はNISA、ジュニアNISAについて改めてご説明したいと思います。

一年に120万円の非課税枠がもらえるので、まだ開設していない方は今週末に開設申し込みをすれば今年の非課税枠に間に合うのでは?


■NISAについて

少額投資非課税制度、つまり株や投資信託などの運用益や配当金を一定額非課税にする制度です。投資金額100万円分までの株式投資や投資信託にかかる値上がり益や配当金が非課税となります。NISA口座で取引をすることで税金面で大きなメリットを享受できるわけです。

このNISA制度は2014年から開始され、2023年までの10年間、毎年120万円の非課税枠がもらえます。

非課税枠の120万円は翌年へ繰り越しすることができません。NISA口座を検討されている方はお早めに作ることをお勧めします。2016年分の非課税枠も使いたいですものね。非課税の期間は、それぞれ最大5年間です。1度売買するとその非課税枠は再利用できません。


■対象年齢が019歳のNISA

ジュニアNISA2016年から始まった未成年者のための新制度です。

ジュニアNISAの対象は日本国内に在住している019歳の未成年者の日本国民。非課税投資枠は年間80万円分で期間は2023年までとなっています。投資金額80円分までの株式投資や投資信託にかかる値上がり益や配当金が非課税となる嬉しい制度なのです。未成年には運用ができないため親権者が代行し、運用によって得た利益を未成年者のお子さんやお孫さんの進学や就職などのために利用するということを目的としています。そのため18歳までは原則として払い出しに制限があります。


■ジュニアNISAの狙いは?

NISAのあとにできたジュニアNISA。なぜ出来たのか、ジュニアNISAの狙いはというと、まずは株式市場の活性化です。日本人は資産を預金している人がかなり多いですがジュニアNISAにより預金から株や投資信託などのリスク資産に資産が移ることで株式市場が活況になると見込まれています。次に投資家のすそ野を広げること。未成年に投資の窓口を広げることで、若い世代の投資に対する意識が変わったり理解が深まったりして、将来的にも経済を活性化させようとしているのです。そして、世代別で金融資産が偏在している現状の打破です。簡単に言うと今国内では金融資産の大部分を中高齢者が保有しているという状況ですよね。そして若い世代が金融資産をあまり持っていないわけです。ジュニアNISAでは年80x5=400万円というフルでジュニアNISAの非課税枠を使った額が、子供1人あたりの最大非課税贈与枠になっています。つまり、例えば祖父母が孫の名義でジュニアNISAで資産運用をした場合、このお金は非課税となるので、下の世代へ資金が流れていくことが考えられます。相続税対策としても活用できるわけです。最後に、長期投資を促進することにつながります。ジュニアNISAはお子さんやお孫さんの大学進学時などの資金のために長い期間で資産形成をするよう、祖母や親が援助をするという制度です。その性格上、短期で売買するのではなく長期投資を促進していくことになります。

お子さんやお孫さんの将来のためにジュニアNISAを活用してみてはいかがでしょうか。


■NISA、ジュニアNISAはじめるなら?

NISA口座を開く証券会社の条件としてまず重要視したいのは、手数料が安価であること。そして商品の選択肢が多いことです。

ではどの証券会社が選ばれているのかというと、SBI証券、楽天証券、マネックス証券が人気のようですね。