ETFが下支え…かぁ…
今日の日経平均株価は、
前日比56円12銭高の1万6729円04銭と反発しました。
前日の米国市場では、
FRB(米連邦準備理事会)のブレイナード理事が追加利上げに慎重な姿勢を示したことから、
NYダウが239ドル高と大幅反発しました。
東京市場でもこうした流れを受けて買いが先行しましたが、
米利上げ観測の後退で円相場が一時1ドル=101円台半ばまで上昇したことが重しとなり、
日経平均はマイナスに転じる場面が度々見られました。
ただ、前引け時点でTOPIXが0.24%の下落となり、
日銀によるETF(上場投資信託)買い入れへの期待が相場を支えました。
取引終了後の日銀発表によれば、
前日に続き733億円のETF買い入れを実施したとのことです。
日米の金融政策を巡るイベントを来週に控え、
米利上げ観測が相場の振れを大きくするほか、
米大統領選挙のクリントン候補に健康問題が浮上したことなども不安定要因になるとみられています。
外部環境の不透明感が強まっており、
十分に注意を払う必要があるでしょう。