ここ理解すると今のマーケットわかりやすい | 三井智映子オフィシャルブログ「ちえこのなかみ」 powered by アメブロ

ここ理解すると今のマーケットわかりやすい

日銀のETF買い入れ=日経平均底堅い
の意味、ちゃんと理解されていますか?

日銀のETF買い入れとは、
公開市場操作で日銀が上場投資信託=ETFを買って、資金を供給することです。
これをETFの買いオペレーション=買いオペといいます。
日銀は今年7月29日の金融政策決定会合において、
ETFの買い入れを年に3兆3000億円→6兆円ベースと大幅に増やすことを決めたと発表しました。
また日銀はTOPIXの午前終値での下落率を基準に午後に買い付けるかどうかを決めているとの報道も。
つまり単純に言うと、
午前中にTOPIXが下がれば日銀がETFを買う→株価午後上がる
午前中にTOPIXが上がれば日銀はETFを買わない→株価は午後特に上がらず
となります。
ということは日銀のETF買い入れ=日経平均底堅い…底堅いって下がりにくいってことですよ…になりやすい、
価格変動の幅が狭いボックス相場になりやすいということです。
さてこれを踏まえて下の文を読んでみてください。

昨日の日経平均は小反落ながらも17000円を上回って終えるなど、
日銀のETF買入れに対する思惑から下値の堅さが意識されましたね。
日銀のETF買入れとみられるインデックス売買があったことで後場下げ幅を縮めました。
やはり下げると日銀のETF買入れがあるんだなぁと感じた方も多かったのでは。
日銀のETF買入れは引き続き意識されそうですが、
買い付け余力と日柄から買い遅れているともみられているようです。
これまでの買い付け状況がいつ変化するかもしれないとの懸念から短期筋の売り仕掛けも入りづらい需給状況であるとの意見も。
週末のメジャーSQを控えて方向感が掴みづらいなか、
米国の利上げがどうなるか、
またドル円の値動きを睨みながらの相場展開が続きそうです。

日銀のETF買い入れを受けて底堅さが意識されていることもあり、
iPhone7、相棒ポケモン、VR、リチウムイオン電池などのテーマ株物色は活発な可能性もありますね。

…金融の言葉や記事ってわかりにくいものも多いと思います。
できるだけ解説したりわかりやすく伝えられればと思ってます。
これは?とかリクエストあればぜひコメント欄からください。
全てにお応えできるかはわかりませんが多いリクエストはなるべくお応えしたいと思います。よろしくお願いします。