8月の雇用統計についてのメモ | 三井智映子オフィシャルブログ「ちえこのなかみ」 powered by アメブロ

8月の雇用統計についてのメモ

9月の追加利上げをするのかどうかの判断材料としてFRBは雇用統計を重要な材料としていたことで、
注目度がいつもに増して高かった8月の雇用統計。
米労働省が発表した8月の雇用統計(速報値)で
非農業部門の就業者数は季節調整済みで前月比15万1000人増と予想の18万人を下振れ。

微妙。
悪すぎもせず、よくもなく、雇用情勢はそこそこ堅調…的な感じですよね。
19万人超えてくれたら話は早かったのに…そううまくはいかなかったようです。
失業率は4.9%で前月と同水準。
平均時給は前年同月比2.4%増と賃金上昇継続も、前月が2.6%増だったのでやや鈍化。

ただ…非農業部門雇用者数を四半期の3カ月平均で見てみると強い数字。また夏休みの誤差を含むことを考えると…

とはいえ、市場的には利上げ観測はやや後退したという感じでしょうか。
昨日のISM製造業景況指数の発表や、新車販売数が急減したことで少し流れは変わってきていたので…
ドル円は発表直後は円高に振れましたが、結局戻して104円台なう。
9月の利上げの可能性は薄まりましたが年内はありそうだぞ、と思っている方が多いのではないでしょうか。

次の雇用統計前に9月の連邦公開市場委員会(FOMC)があるので、そこで利上げに言及すればサプライズかな?
午前3時の発表ですがこれは寝られないですねw
9月20、21日に開催されるFOMCを注視してまいりましょう。

今日書いた米金利が上がるとどうしてドル高になるの?という絵。
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今夜の雇用統計ナイトフィーバーは佐野ちゃんがお休みだったので、佐野ちゃんを絵に登場させてみました。
教科書的に言うと、
金利が高い通貨は買いたい人が増えるから、
需要が増えて上昇します。
しかし去年12月の米利上げの際は、円高ドル安になりましたので、必ずしも教科書通りにいくわけではありません。
為替の価格は需給バランスなので金利以外にも動く要因はあります。
…まぁ教科書的なこと、知っておいて損はないと思います!w
雇用統計ナイトフィーバーを見てくださった皆様、ありがとうございました!

いつもより柔らかい記事になってしまい、すみません。メモ書きみたいですね(^_^;)
では、よい週末を!