国債について
今日は国債について。
10日に行われた米10年国債入札は好調な結果となり、
長期債を含めて米国債利回りは全般的に低下しました。
10年国債入札では、
外国中央銀行などの間接入札者の落札比率は72.18%で、
前回の54.3%を大幅に上回っていました。
今回の10年債入札における最高落利回りは1.503%で前回水準(1.516%)を下回っており、
過去2番目に低い利回り水準となりましたが、
それでも海外勢のしっかりとした需要が確認されました。
利回りの絶対水準は低下しているものの、
ドイツや日本の長期国債の利回り水準はマイナスの状態が続いており、
投資対象にはならないことから、
投資家の資金は米国債に向かっています。
米国債の需要増加はドル買い材料になるとの見方がありますが、
9月利上げ観測の後退が米国債の需要増加につながったとみられており、
ドル買いに直結する材料ではないとみられています。
金利上昇につながる材料が提供されない場合、
米国債利回りはさらに低下し、
ドルに対する強気な見方は一段と後退するかもしれません。
引き続きのんびりしますw
