7月雇用統計について | 三井智映子オフィシャルブログ「ちえこのなかみ」 powered by アメブロ

7月雇用統計について

「小次郎講師の雇用統計ナイトフィーバー」ご覧下さった皆様、
ありがとうございました!
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⇧こちらは私作の小次郎講師ですw

米労働省が今日発表した7月の雇用統計について、改めて書きますねー。
非農業部門就業者数は25万5000人増お市場予想の18万人増から大幅に上振れる結果に。
米国の雇用環境の堅調な回復を示しました。

5月の非農業部門就業者数は改定値で1.1万人とびっくりするくらい少なく、
6月の非農業部門雇用者数は28万7000人増と急激に増えるなど不安定だったため、今回どうなるかはとても注目されていました。

失業率は4.9%と市場予想の4.8%よりは僅かに悪かったものの、前月と同じ数値ですし、良い水準だといえます。

この良好な結果を受けてFRBによる年内利上げの可能性が高まり、
市場に織り込まれた年内利上げの確率は約46%と、発表前の約34%から大きく上昇しています。
またこれを受けて米長期金利が上昇。

利上げに関しては2015年12月に2006年6月以来約9年半ぶりとなる利上げに踏み切ったものの、
その後は追加利上げを見送りが続いており、
いつ利上げするのか注目されていました。
直近7月のイエレン氏の発言では9月以降の利上げに余地が残っていたこともあり、
今回の7月雇用統計にはいつもに増して熱い視線が注がれていたわけです。

9月のFOMC前にはまだ8月雇用統計がありますので、目が離せませんね!

さて米雇用統計の発表を受けてドル買い・円売りが進行しました。
円相場は一時1ドル=102円台と円安進行しましたが少し値を戻しています。

来月の雇用統計の夜もコジナイにお付き合いくださいね☆