マーケット詳細 | 三井智映子オフィシャルブログ「ちえこのなかみ」 powered by アメブロ

マーケット詳細

改めて今日の日本のマーケットについて書きたいと思います。

今日の日経平均株価は、
244円32銭安の1万6391円45銭と3日ぶりに反落となりました。
7月ISM製造業景況指数などの米経済指標が市場予想を下回り、
原油安も影響して1日のNYダウは6日続落しました。
東京市場もこうした流れを引き継いで売りが先行すると、
長期金利の急上昇(債券価格は低下)でリスク回避の動きが広がり、
引けにかけて一段安となりました。
昨日は日銀による上場投資信託(ETF)買い入れへの期待が相場を押し上げましたが、
「ETF買い入れによる市場への影響を見極めたい」との声が聞かれました。
 
日本株の取引終了後には円相場が1ドル=101円台まで上昇し、
欧州株式市場も下落してスタートしています。
日銀・金融政策決定会合を通過した日本株相場は、今週末の米雇用統計発表を控え、
外部環境への警戒感が重しとなる可能性があるでしょう。
 
一方で、個別株を見ると、
決算を手掛かりに大きく買われる銘柄が見られます。
円高、新興国経済の減速、国内消費の冷え込みなど企業を取り巻く環境は厳しいですが、
こうした中でも業績に底堅さが見られる、
あるいは成長が続く企業は素直に評価されているようです。
今後、株式市場では銘柄選別色が強まるとの意見も見られます。
関心のある企業の業績動向はしっかりとチェックしておきたいですね。
ちなみに今日の取引終了後にはホンダ<7267>、三菱商事<8058>、KDDI<9433>などが決算を発表しています。