日銀金融緩和について深掘り!
日銀金融緩和について先ほども記事を書きましたが、
改めて深掘りさせてください*\(^o^)/*
日本銀行は29日に開いた金融政策決定会合で、
株価指数連動型の上場投資信託(ETF)の買い入れ額を現行の年間3.3兆円から6兆円に増額することを決定しました。
ただし、国債買い入れ額の増額を柱とする量的緩和策は導入されなかったことから、
リスク回避的な円買いが一時強まり、
ドル・円は102円71銭まで下げる場面がありました。
大半の市場関係者は、
今回の金融政策決定会合で日銀は何らかの追加緩和策を導入すると予想していましたが、
マイナス金利の深掘りは金融機関の収益をさらに圧迫するとの批判が出ていることや円安誘導が目的であると解釈される可能性があるため、
適切ではないとみられていました。
追加緩和策としては、
企業の海外展開を支援するドル資金の供給は現在の120億ドルから240億ドルに増額されました。
この措置について日銀は「政府の取り組みと相乗的な効果を発揮する」との見解を表明しています。
なお、経済・物価情勢の展望(展望リポート)」では、
消費者物価コア指数(生鮮食品除く)の上昇率の見通しは2016年度の+0.5%を+0.1%に下方修正しました。
2017年度は+1.7%に据え置かれていますが、
2017年度中に2%物価目標が達成できる見込みはほとんどないとの見方が一般的です。
今回の追加緩和について、
市場関係者の一部は
「ゼロ回答だと円高が進行し、日銀が悪者にされるので、そうなることを避ける狙いがあった」
と指摘しています。
まっとうな金融政策とは言えず、
日銀は厳しい状況に置かれているのかもしれません。