分散投資のススメ | 三井智映子オフィシャルブログ「ちえこのなかみ」 powered by アメブロ

分散投資のススメ

インベスターZ最新刊の巻末でお話をさせて頂いている「三股理論」wというのは、

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初心者の方に読んでいただくための工夫で例えです。
言いたいことは分散投資と、きちんと銘柄を調べて頂きたいということ。大事な資産を投資するわけですから( ´ ▽ ` )ノ

分散投資というのは資金を複数の金融商品に「分散」して「投資」することです。

この分散投資のメリットは、投資リスクも分散することができるということなんです。


投資の格言で「卵は一つのカゴに盛るな」というものがあります。そのカゴを持った人がカゴを落としてしまった場合、中の卵は全て割れてしまいますよね。一つのカゴに卵を盛る、つまり一つの金融商品に全ての投資資金を投資した場合、思惑通りに利益が出れば大きな利益になりますが、思惑と逆方向になってしまうと大切な資産が大きく目減りすることも考えられます。

例えばある企業の株式の保有に投資用資金をすべてを使った場合、その企業の株価が上がれば利益は大きいものとなります。しかし株価が下がれば損失が大きく、また倒産してしまったら…結果はあまり考えたくありませんね。

一方複数の企業に分散して投資している場合、例えば3社の株式を保有しているとして、A社の株価が下がっても、B社とC社の株価は上がっている、

小売業の調子は悪いが輸出関連株は良いなど、

所有している株式の利益をトータルで考えられるので、組み合わせ次第でリスクを軽減できます。

これがリスクを最小限にする組み合わせを作る、ポートフォリオという考え方です。

先ほど株式を分散する投資例を挙げましたが、分散投資の基本は、「商品」「地域」分けることです。

商品の例を挙げると、外貨、国債、株式、投資信託などがあります。

また地域は日本のみならず海外にも分散投資すべきだということです。

例えば商品の組み合わせで日本の株式と債券の場合、景気がいいときは国内株式が強くなることが多く、景気が悪いときは債券が支えてくれるということが想定される組み合わせ。

また新興国の通貨を保有するなら、ドルとオセアニアの通貨を組み合わせてみる…など、

同じ商品の中でも国を分けることでリスクを軽減できるでしょう。

商品と地域、両方分ける組み合わせでしたら、日本の株式と外国債券は逆の値動きをすることも多々ありますので、国内株式が値下がりしてしまった時に外国債券が値上がりしていればその利益で損益がカバーできることが狙える組み合わせです。

このように商品や地域を「分散」して投資することで投資リスクを減らしての運用が可能となります。

しかし、商品と地域の分散で減らしたリスクをもっと減らしたいあなた! 

時間分散も重要です!

72の法則で

資産を倍にするためには

金利×時間=72になればいいということをセミナーでご紹介しています。

税金を考慮しないという前提ですが、

10年で今ある資産を倍にしたいなら7.2%の金利での運用が必要です。

それがもし20年の余裕があれば3.6%の金利での運用で良いのです。

7.2%と3.6%の金利では取るべきリスクが違うことはお分かりになるでしょう。

リスクとリターンは相反関係にあるため、

リスクが低ければ、その分リターンが低いですが、高いリターンを求めればその分リスクも高くなります。つまりローリスク・ローリターン、ハイリスク・ハイリターンなわけです。

また長期投資では、

収益のブレが小さくなる

投資コストの引き下げになる

自己増殖機能が生きる

というメリットがあるのです。


リスクを減らししながら複数の資産に分散投資して収益を得ることが安定した資産運用に繋がります。

「商品」「地域」「時間」を分散して安定した資産運用を目指しましょう。


今足元は不安定でここが底値かはわかりません。

長期的に株主優待などで利回りを取っていくなら、

株価が下がって利回りが良くなった銘柄に投資するのはアリかもしれません。

ただ繰り返し雑誌やセミナーでお伝えしているように、

参院選後は株高政策の維持により疑問符がつくのではと考えますし、

ユーロ、チャイナ、中東、北朝鮮、テロなど爆発すると市場が下落するであろう懸念材料がたくさんあります。

そのため下がることに準備しながらのトレードを私はオススメします。

買い方だけではなく、売り方もできた方がいいと思います。

信用取引が怖いという方もいらっしゃるかもしれませんが、

つなぎ売りなどを活用するテもありますよね。


またアメリカ大統領選もありますし、ボラティリティの高い状態は今年の後半も続くと考えますので、

勉強をして短期トレードをするのがチャンスが多いと思います。