為替についての話題 | 三井智映子オフィシャルブログ「ちえこのなかみ」 powered by アメブロ

為替についての話題

国際通貨基金(IMF)の古沢副専務理事は12日、ロイターとのインタビューに応じて
「年初来の円高はファンダメンタルズとほぼ整合的」
との見方を示しました。
古沢氏は
「日銀による追加緩和はデフレ脱却が目的で、通貨の競争的切り下げ回避の合意に縛られない」
と指摘しましたが、
実施期間やマイナス幅には限界があると答えています。
 
また、古沢氏は為替介入を行う条件として
「急激で無秩序な動きには必要な措置を取るとの各国のコンセンサスがある。」
と述べています。
市場関係者の間からは、
「1ドル=100円程度まで円高が進行しても、それが急激なものでなければ日本政府・日銀による円売り介入が実施されるとは言い切れない」
との声が聞かれているようです。
 
今日14日から15日まで開かれる20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議では、為替についても議論されるようです。
ただし、2月末に上海で開かれたG20会議で合意された
「通貨の競争的切り下げ回避」
を各国が再確認する程度にとどまり、
G20から為替について特別なメッセージが発せられる可能性は低いと思われているようです。