祝日明けで海外勢の売り需要が | 三井智映子オフィシャルブログ「ちえこのなかみ」 powered by アメブロ

祝日明けで海外勢の売り需要が

今日の日経平均株価は、
前日比224円57銭安の1万6878円96銭、
TOPIXは21.31ポイント安の1356.29と、
ともに続落となりました。
出来高概算19億1000万株で取引を終えています。

イエレンFRB議長の講演を受けて米利上げ観測が後退し、
円相場がドル安・円高に振れたほか、
原油先物相場の不安定な状況が嫌気され、
売りが先行しました。
一方で、政策期待等から下値は堅く、
日経平均は17000円を挟んでの狭いレンジ取引が続いた模様です。
 
30日の米国市場では雇用統計の前哨戦となるADP雇用報告の発表が予定されていることもあり、
後場に入ってじりじりと下げ幅を拡大する場面もありましたが、
円相場が1ドル112円台前半まで円高に振れたほか、イースターマンデーの祝日明けによる海外勢の断続的な売りも観測されるなか、
下げ幅は200円を超えています。
 
東証1部の騰落銘柄は、
値下がり数が1400を超えており、
全体の7割を占めています。
規模別指数は大型、中型、小型株指数いずれも2ケタの下落。
セクターでは33業種全てが下げており、海運、銀行、非鉄金属、パルプ紙、鉱業、輸送用機器、証券、鉄鋼、卸売、保険等の弱さが目立ちました。
 
祝日明けで海外勢の売り需要が見込まれていたこともあり、想定内のこう着といえるでしょう。
ADP雇用報告の発表が予定されるなか、米追加利上げ観測への影響を見極めたいとする模様眺めムードも強かったようです。