JJガールの将来 TPPについて1 | 三井智映子オフィシャルブログ「ちえこのなかみ」 powered by アメブロ

JJガールの将来 TPPについて1

JJガールの将来でTPPについて話させて頂きましたが、
もっと詳しく知りたい方のために
ブログでフォローしたいと思います

政府は今月8日、環太平洋パートナーシップ協定(TPP)の承認案と、
農業の国内対策についてや著作権の保護期間の延長などを盛り込んだ関連法案を閣議決定しました。
衆参両院に特別委員会を設置して4月にも審議入りする見通しとなっており、
今国会での協定の承認と関連法案の成立を目指すとしています。


ではそもそもTPPとはなんなのでしょうか。


太平洋地域による経済連携協定(EPA)の意味で、
正式名称はTrans-Pacific Partnership。
これを略してTPPなわけです。
別名、Trans-Pacific Strategic Economic Partnership Agreement。


…長いよ!!


日本語にすると環太平洋戦略的経済連携協定…
太平洋で+戦略的に+経済連携する+協定でーす!
そう考えれば
少しは理解しやすいでしょうか?


TPPは提携国の中では人や食べ物、著作権など、様々なものの移動を自由にして(関税をなくしたね)
経済を活発化させよう!という協定なのです。
輸入品の関税だけだと思われがちですが、
著作権の保護期間などの知的財産権や金融のサービス、
一時入国の取り扱いなどヒトのやりとりや、国際紛争が起きたときも共通のルールを作るなど、
関税以外の分野にも協定は及んでいるんですよ。
そう、TPPは「食料品」「金融サービス」「投資」「知的財産」「環境」「権利」「労働」など本当に多岐にわたっている…
だからこそTPPが成立すると、参加国間の投資や企業進出などもしやすくなるわけです。
安倍首相は「TPPは21世紀にふさわしい新しい経済ルールを目指すもので、アベノミクスの成長戦略の切り札だ」との発言もしていました。


さてTPPって聞いたことがある方がほとんどだと思いますが、
それだけ長く話し合われてるんです。
TPPはもともと2006年に発効したニュージーランド、チリ、ブルネイ、シンガポールの4各国間の自由貿易協定でした。
そこにアメリカ、オーストラリア、ベトナムとペルーが参加を表明。
2010年3月にTPP交渉が始まりました。
この時期から、日本でも頻繁にTPPという言葉が取り上げられるようになったわけです。
日本においては、2010年10月1日に当時の民主党政権の菅直人首相が国会の所信表明演説で参加を検討と表明しています。
しかし党内の調整がつかず、国の意見も纏まらず、正式な参加手続きが遅れていました。
実際に交渉に参加しはじめたのは、
2013年2月23日、自民党の安倍政権になってから。
安倍首相が聖域なき関税撤廃が前提でないことが明確になったとして事実上のTPP参加を表明。
翌月3月15日にはTPP交渉への参加を正式に表明しました。
そして2013年7月よりアベノミクスの一環として正式参加したのです。
さらに大筋合意に至ったのは2015年10月5日と時間が経過してから。
米アトランタにて参加12か国が大筋合意に至ったと発表されました。
各国の利害がなかなか一致しないこともあり、交渉が非常に難航しましたが、
この合意により5年程度をめどに段階的に関税が撤廃されることが決まり、
世界のGDPの4割を占める巨大経済圏が誕生、となったわけなのです。


さて、TPPの加盟国ですが、
シンガポール、チリ、ニュージーランド、ブルネイ
TPP交渉国がアメリカ、オーストラリア、ベトナム、ペルー、マレーシア、カナダ、メキシコ、そして日本
計12カ国です。
結果的に不参加となったのは中国、韓国、インドネシアでした。
この参加12か国だけで、世界経済の約4割を占める!!経済圏ができることになるんですよ。
これだけ聞くとなんだかすごくいいことのように思えますよね。
ではどうして大筋合意に至るまでこんなに時間がかかるったのでしょう?
それはメリットだけでなく、
懸念やデメリットもあったからです。
それについてもまとめていきたいと思います。


続く