GDPについて1 | 三井智映子オフィシャルブログ「ちえこのなかみ」 powered by アメブロ

GDPについて1

今日の日経平均株価は、
前日比128円17銭安の1万6783円15銭、
東証株価指数(TOPIX)は14.18ポイント安の1347.72と、
ともに続落となりました。
円高進行で投資家心理が悪化、
利益確定売りが優勢となりました。


さて、内閣府は2015年10~12月期の実質GDP(国内総生産)改定値を、
速報値から上方修正しています。
先月公表した速報値から、
企業の設備投資が0.1ポイント改善されたことなどにより、
年率で0.3ポイント上向きに修正されました。
 とはいえ個人消費はマイナス0.8%からマイナス0.9%と悪化しており、
消費者の買い意欲は引き続き低い状態であることが伺えます。


ここで今日は
「GDPってなんだっけ?」という方のために解説していきたいと思います( ´ ▽ ` )ノ

GDPはGross Domestic Productの略で、
国内総生産のことです。
GDPとは、日本の国内で1年間に新しく生みだされた生産物やサービスの金額の総和の
ことをいいます。
そのためGDPはその国の経済の力の目安によく用いられます。
多くの統計が個人消費や設備投資など、経済の一面を表す統計なのに対して、GDP
は一国の経済を包括的に表す統計だといえます。
ストックに対するフローをあらわす指標ということです。
ちなみに資産、負債などをストック、生産、消費・投資などをフローといいます。
国内総生産には市場で取引された財やサービスの生産のみが計上されるため、家事労
働やボランティア活動などは国内総生産には計上されません。

GDPは経済を総合的に把握する統計である国民経済計算の中の一指標で、伸び率が経済
成長率に値します。
国民経済計算は国際連合が各国の経済活動を比較できるように定めた基準に基づいて
作成されています。
最新の基準は1993年に採択された93SNAで、日本は2000年に国民経済計算を93SNAに基
づく指標へと改定しています。
経済成長率の指標としてよく使われるGDPと93SNAの中の項目の一つです。