今日の株価とテクニカル分析

今日の日経平均株価は、

前日比661円04銭高の1万6746円55銭、

TOPIXは48．78ポイント高の1349．61と、

ともに大幅続伸となりました。

前日の欧州株が概ね全面高となったほか、

米国市場ではISM製造業など予想を上回る経済指標の発表から、アメリカの経済状態が良好だと考えられ、

NYダウが350ドルに迫る上昇となりました。

その流れを受けて日本株市場も幅広い銘柄に買いが先行。

為替市場では1ドル114円台と円安に振れていたほか、中国市場の上昇も好感されました。

…とはいえ今日はドル円はかなり激しく動きましたよね。

大引けにかけてはこう着感が強まったものの、日経平均は大幅に続伸して2月8日以来の水準を回復しています。

テクニカルについて先輩アナリストさんに伺ったところ、

日経平均はこれまでのもち合いレンジを上放れる格好となっており、

価格帯別売買高で膨れていた16000-16200円レベルを突破したこともあり、

需給の軽い価格帯で上げ幅を拡大させている状況だということです。

16900-17100円辺りまでは商いが薄いことから戻り売り圧力もそれ程警戒されにくそうですね。

今晩の米国ではADP全米雇用報告やベージュブックを控えています。

ADPの予想を上回る結果やベージュブックで米経済への減速懸念がさらに後退するようだと、為替市場での円安も意識されやすく、17000円が意識されそうです。