ルーブルが続伸 | 三井智映子オフィシャルブログ「ちえこのなかみ」 powered by アメブロ

ルーブルが続伸

おはようございます!
今日は為替から、ルーブルの話題。
ロシア通貨ルーブルが対ドルで続伸しています。
15日のニューヨーク原油先物市場の電子取引においてウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物が続伸。
原油が1バレル当たり30ドルを超えと原油相場が一段高に。
輸出業者が今月納付期限を迎える約150億ドル相当の税金への備えにルーブルを買ったようです。
またシティグループが 原油の代替投資先としてルーブルの買いを投資家に勧めているとの報道もされており、
ロシア国債相場も上昇しています。

ロシアを見てみますと、
ロシアのプーチン大統領は9日、
ロシア経済が総崩れの状況ではないと強調し、
困難に立ち向かって努力している段階だと発言していました。
大統領は、ロシア経済が困難に直面していることを認め、
政府が様々な対策を講じており、
満足な結果を得ていることを改めて強調。
 
地元メディアによると、
ロシア政府が発表した2016年の景気サポート案では、
経済の安定を維持するには8277億ルーブル(約1兆1919億円)の資金が必要だということです。
また、大統領報道官は、
経済の安定成長を維持するため、
プーチン大統領が10日、
政府関係者と行動計画を議論する予定だと発言しました。
 
原油価格の急落がロシア経済に大きな打撃を与えているわけですが、
多くの海外機関投資家は、ロシア経済は今年も衰退を継続すると予測している状況です。
また、メドベージェフ首相は今年1月、
ロシア経済が10年ぶりの厳しい状況に直面していると発言し、
経済情勢が複雑であるが、コントロールできる範囲だと強調しました。

16日にサウジアラビアとロシアの石油相が、
カタールの首都ドーハで会合を開いて原油市場について協議する計画とのことで、
こちらも注視が必要でしょう。