中国でサーキットブレーカー発動 | 三井智映子オフィシャルブログ「ちえこのなかみ」 powered by アメブロ

中国でサーキットブレーカー発動

大発会の日経平均株価は、
前営業日比582円73銭安の1万8450円98銭、 
TOPIXは37.63ポイント安の1509.67と、
ともに年末の3営業日続伸からの大幅反落となりました。
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12月31日の米国市場では、原油の供給過剰懸念を受けて欧州株が全面安となったことや、 
軟調な経済指標を受けてNYダウは前日比178ドル安となり、
その流れを受けて日経平均も215円安からスタート。
米国、中国の株安や円高が嫌気され、ほぼ全面安。
そこに中国株の下落、中東情勢不安、為替の円高傾向とトリプルパンチを叩き込まれた感じ…
ご祝儀買いを期待した方はしょんぼりな展開となりました(´・_・`)

12月の中国の製造業購買担当者景気指数、PMI48.2と振るわず。
景況改善と悪化の分かれ目となる50をなんと10カ月連続で下回っており、
中国経済の先行き不安から中国株価が下落しました。 
CSI300指数が7%下落したことでサーキットブレーカーが発動されて取引が停止となったのです。
サーキットブレーカー制度はCSI300指数が5%の上昇か下落をした場合にサーキットブレーカーが発動されて、
中国のすべての株価指数および株価指数先物が15分間取引を停止。
今日のように7%上昇、下落した場合はその日の取引は停止されるんです。

昨年夏の中国株の下落は記憶に新しいですが、その際に大株主などに割り当てられた株式の売却禁止期間の終了が間も無くであるということも、
今日の下落の背景にあるようです。
また人民元の対ドル基準値を4年半超ぶりの元安水準に設定したことなどもあり、
上海外国為替市場の人民元相場と対ドルで下落していて、
オンショア取引で2011年4月以来の安値を付けています。
中国の弱い経済指標を受けて金融市場でリスク回避から円が買われ、
ドル円は119円台を付けています。