9月日銀短観についての考察 | 三井智映子オフィシャルブログ「ちえこのなかみ」 powered by アメブロ

9月日銀短観についての考察

今日の日経平均株価は、
前日比2円71銭高の1万7725円13銭、
東証株価指数(TOPIX)は2.18ポイント高の1444.92と小幅過ぎる続伸に
9月の米新車販売台数や中国製造業購買担当者景況指数(PMI)が市場予想上振れしたことで市場の不安感が後退したものの、
米雇用統計の発表を控えて方向感に乏しく、
積極的な売買は手控えられたようです

さてリクエストもありましたので、
日銀短観について掘り下げたいと思います
1日発表された9月の日銀短観では、
大企業製造業DIは+12で6月短観の+15との比較で3ポイント悪化しました
大企業非製造業DIは+25と予想を上回る結果となりましたが、
先行き予想はやや悪化しています
 
市場参加者の間からは、
9月短観は10月に日銀が追加緩和を行う理由のひとつになるとの声が聞かれています
日銀9月短観の内容は想定の範囲内であると言えなくもないですが、
国内株式市場では10月緩和への期待が広がっています
1日の日経平均株価は大幅続伸となりましたが、
「追加緩和」という商材のひとつが提供されただけであり、株高が持続するとの見方は多くないようです
今日の株価を見ても勢いがあるとはいいにくいですよね
 
株高の原動力になる材料は、
日銀追加緩和とTPPの大筋合意でしょうか
ただし、いずれも個人消費の回復を促すことはできないとの意見が優勢のよう
中国経済の先行き不安は払拭されていないことから、
株式相場の不安定な状態はしばらく続くかもしれません

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ではこれからアントマンを見てきますー