今日もマーケット情報を☆
今日の日経平均株価は、
前日比38円67銭安の2万0219円27銭と3日続落、
東証株価指数(TOPIX)は6.16ポイント安の1633.70とこちらも続落となりました
5月建設許可件数が市場予想を上回ったことで前日は米国は株高に
それを受けて買いが先行した後、先物主導で下げ基調に転換となりました
今晩の米FOMCや明日のユーロ圏財務相会合など重要イベントを控えて今週は手控えムードが続いているようです
さて今日は為替から
6月10日のドル・円が124円台の時、黒田日銀総裁が「実質実効為替レートの観点から、さらに円安になりそうにない」と円安を牽制する発言をしたことで122円台まで下落しましたね
かつて、米国のベンツェン財務長官が、ドル・円の上限を113円60銭に設定したことで、「ベンツェン・シーリング(天井)」という言葉が生まれましたが、
今回は、125円が「黒田シーリング」となったとの声もあります
しかし昨日、黒田日銀総裁は円相場の見通しを述べたものではない、と円安牽制を否定しました
市場筋の観測では、黒田日銀総裁は、米国議会での貿易促進権限(TPA)法案の成立を促すために、
円安を牽制しているとのことです
環太平洋経済連携協定(TPP)は、アベノミクスの「第3の矢」ですので、
オバマ米大統領に貿易促進権限(TPA)が付与され、
日米交渉が進展することを狙った発言ではないか、と言われているよう
米国議会での貿易促進権限(TPA)関連法案の採決が7月末に延期されましたことから
125円のカベが当面立ちはだかりそうとの意見が優勢のようです

