3月の米非農業部門雇用者数に注目
今日の日経平均株価は、
前日比122円29銭高の1万9435円08銭、
東証株価指数(TOPIX)は9.99ポイント高の1564.16と、
ともに続伸となりました
年金資金や大型投信設定に伴う資金流入への思惑から堅調に推移する一方、
米国3月雇用統計の発表を控えているほか、
3日の欧米市場がグッドフライデー(聖金曜日)の祝日で休場になることもあり、
様子見ムードにもなっているようです
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さて本日は日本時間3日夜に発表される3月の米非農業部門雇用者数に注目してみましょう
米非農業部門雇用者数、米失業率(雇用統計)は雇用統計の中で失業率と並んで 最も注目される指標のひとつです
前回の雇用統計は、失業率は市場予想5.6%に対し結果が5.7%と悪化、
非農業部門雇用者数変化が予想22.8万人に対し+25.2万人と予想を上回りました
また前々回の非農業部門雇用者数変化の結果が+25.7万人から+32.9万人へと大幅に上方修正されたことが好感されて米ドル/円は発表前117円前半レベルから119円20銭レベルまで急騰しました
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今回の米雇用統計の市場予想は、失業率は5.6%、
そして非農業部門雇用者数(NFP) は+23.5万人となっています
予想通りならば、労働市場の改善は継続しているとの見方が広がり、6月利上げへの期待が再び高まるかもしれません
ただし、3日はグッドフライデーの祝日となり、
欧米外為市場は休場状態となるため、雇用統計の影響が表面化するのは6日以降になりそうです
非農業部門雇用者が市場予想を下回った場合、6月利上げの期待は後退し、リスク選好的なドル買いは縮小するとの声が聞かれています
また、20万人以上の増加でも、平均時給が0.1%-0.2%の伸びにとどまった場合、
インフレ抑制の思惑が強まることでドルは伸び悩むとの指摘も
次回(4月28日-29日)開催の米FOMC会合で6月利上げの是非について議論されるはずですが、
3月の雇用統計が予想外の強い数字でなければ、
6月利上げに賛成するメンバーは少数にとどまるとの予想もされています。
参考にしてみてください