ウクライナの緊急利上げ
おはようございます
今日は寒いですねー
さて先輩アナリストさんに伺った、
破綻寸前のウクライナが緊急利上げし経済を一層窮地に追い込んでいるという話題をアップします
ウクライナ中央銀行は3日、
主要政策金利であるリファイナンス金利を19.5%から30%に引き上げると発表しました。
これは4日から適用されます。
通貨グリブナの急落やインフレ高進を食い止める狙いがあるようです。
グリブナは米ドルに対して2014年通期で約50%下落し、
今年に入ってからさらに5割下落しています(-_-;)
30%という政策金利は15年ぶりの高水準となり、
これが財政破綻寸前のウクライナの経済を一層窮地に追い込むと指摘されました。
なお、今年のウクライナ経済成長率はマイナス5.5%、インフレ率は26%まで上昇すると予測されています。
中国の専門家は、
ウクライナの外貨準備高が2014年初めの204億米ドルから年末の75億米ドルまで急速に減少したと指摘しているそう。
今年1月にさらに11億米ドル減少し、
同月末時点の外貨準備高が64億米ドルまで低下したと強調。
国際通貨基金(IMF)など国際機関からの緊急支援がなければ、
今年6月までに底がつく可能性があるとの見方を示しました。
一方、IMFなどは今年2月初めに計400億米ドルの支援を承認しました。
IMFだけの支援金は170億米ドルとなり、
現時点までまだ実行されていない様子とのことです。
ウクライナのナタリー ・ジャレスコ財務相はこのほど、
IMFなどからの支援を早期に取り入れるため、
政府が直近2カ月で改革計画を立ててきたと説明。
ただ、一段と改革を進めるには400億米ドルの支援だけでは間に合わないことにも言及しました。
なお、自国通貨の暴落を受け、
ウクライナ国民の金などの購入が加速しており、
グリブナ建て金価格は年初の1オンスあたり2万グリブナから4万グリブナまで高騰しています