ECBによる社債購入について

ご要望もありましたので、

今日は「欧州中央銀行(ECB)による社債購入」について書きたいと思います

 欧州中央銀行(ECB)は追加緩和策の一環として、

資産担保証券（ABS）の購入、カバード・ボンド(担保付債券)の購入を行っていますが、

社債の購入を検討していることが報じられました。

 欧州中央銀行(ECB)としては、

米国連邦準備理事会、英国中央銀行、日本銀行のように「国債」を購入して量的緩和策に踏み切りたいのですが、

「リスボン条約」で禁止されています

すなわち、欧州中央銀行(ECB)がイタリアの国債を購入するということは、

イタリア政府へお金を貸し付けることですので、そういった財政ファイナンスはダメ、ということです

カバード・ボンドというのは、銀行が住宅ローン等の裏付資産をバランスシートに保有(オン・バランス)したまま、担保権を設定して発行する債券です。

資産担保証券（ABS）はバランスシートから外され、

オフ・バランスとなります

欧州中央銀行(ECB)が更に「社債」の購入を検討していることは、

欧州の金融機関が保有しているいろいろな証券を買い取り、

流動性を供給することでユーロ圏の景気回復を図り、

ディスインフレ懸念を払拭する、という目論みがあります

さてさて、お知らせです

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倉敷の方々にお会いできるのを楽しみにしております