安倍第2次改造内閣とその影響 | 三井智映子オフィシャルブログ「ちえこのなかみ」 powered by アメブロ

安倍第2次改造内閣とその影響

円安進行を受けて輸出関連銘柄を中心に買いが入り、
今日の日経平均株価は前日比59円75銭高の1万5728円35銭でした[みんな:04]
昨日からの外国為替市場では、
ドルが全面高の展開となっています[みんな:16]
ドル・円の上昇要因としては、
安倍内閣改造人事への期待感、特に、
塩崎厚生労働相の誕生により、準公的資金によるリスク資産への投資が促進されるとの期待感が高まった模様です[みんな:05]
塩崎厚生労働相は、
かねてから年金などの外貨建て資産での積極的な運用を主張していたことで、
世界最大の運用規模(127兆円)を誇る年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)の改革に弾みがつくとの連想が働いたようです[みんな:06]

年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)が株式や外貨建て資産への運用を増やした場合、
国家公務員共済組合連合会(KKR)、
地方公務員共済組合連合会、
日本私立学校振興・共済事業団の主要3共済(運用資産は3月末時点で合計約30.4兆円)、
及び、地方自治体の共済年金(約21兆円)の合計約51兆円も追随することになります[みんな:07]
安倍第2次改造内閣は、
安倍トレード(日本株買い・円売り)第2幕の始まりというわけですねm(._.)m
とはいえ、現状は株式の上げ幅に比べ現物市場の商いは盛り上がっておらず、
短期筋主導との見方が多いことも確かです[みんな:08]

お昼の番組でも、
Yahoo!の検索ワードランキングBest3が入閣された方々とのことで、
注目度の高さが伺えます[みんな:09]
女性閣僚は小泉政権時代と最多タイの五名入閣となりましたが、
組閣メンバーに関してはおおよそ予想通りとなったようです[みんな:10]
派閥領袖などベテランを要のポストに置く、
重厚で実務型の陣容といえます。
幹事長、総務会長ともに中国との関係が良好な親中派ということで、
安倍首相が中国との関係改善に意欲を示しているとの見方もあるようです[みんな:11]

麻生財務・金融担当相は留任となりましたが、
臨時閣議後の会見で個人が保有する膨大な現預金を投資に向かわせるため、
少額投資非課税制度(NISA)の普及、拡大はやっていきたいと述べています[みんな:12]
また為替市場で進む円安については答えないことになっていると述べています。
加えて円安・株高受けて、
企業には内部資金を賃金・配当・設備投資に回してもらいたい旨、
アベノミクス3本の矢のうち、
1本目と2本目の成果出てきたとの旨の発言をされています[みんな:13]

首相は年末までに消費税率を10%に引き上げるかどうかの最終判断を下すとされているわけですが、
谷垣幹事長の就任については、
消費増税への判断にとってマイナスにはならないとしているようです[みんな:14]
財政タカ派の谷垣氏を幹事長に据えることで、
党と内閣の意志を統一させて踏み切る可能性が高いのでは?との報道もされているようです[みんな:15]

最後に先輩の小中アナリストより!
小中優の銘柄選定:9月は高ROE銘柄に関心が高まりやすい
http://news.finance.yahoo.co.jp/detail/20140903-00935024-fisf-bus_all

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今日はいつもに増して長かったですが、
読んで頂きありがとうございます[みんな:01]
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これからフィスコのセミナーで司会を務めてまいりますー[みんな:02]
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まもなく入場開始です[みんな:03]