マレーシア機撃墜：親露派の誤射か、プーチン大統領は窮地に

今日の日経平均株価は、
前日比173円45銭高の1万5457円87銭と3日ぶりに大幅反発し、
高値引けとなりました
日経平均は短期的な三角もちあいが継続しています
来週と７月米雇用統計などを控えて方向性は決め難いことが想定されます

今日は先輩アナリストに伺った、
マレーシア機撃墜：親露派の誤射か、プーチン大統領は窮地に
という話題です
金曜なので？ちょっと長いですがお付き合いください

ウクライナ東部上空で撃墜されたマレーシア旅客機について、
ウクライナ東部の親露反政府勢力が誤射したとの見方が濃厚になっているとのことです

ウクライナ当局は、
旅客機の撃墜に使用されたのはソビエト連邦が開発した対空ミサイル9537M1-2（ブーク）だと発表
ウクライナ国内に輸送されたのは旅客機が撃墜された同日だと主張し、事件が発生した後にすぐロシアに返送されたといいます(･_･;
また、ロシア軍が一連の工作に関与し、射撃員もロシア軍から派遣されたと強調されました
射撃した理由について、
飛行中の旅客機をウクライナ軍の「アントノフ26(An-26)型輸送機」と誤認したと分析されました

アメリカではオバマ大統領が17日、マレーシア航空機の墜落を受け、
恐ろしい悲劇だと述べ、
原因究明に向けたウクライナ政府への支援を表明しました
そしてケリー米国務長官が20日に、
ウクライナの親ロシア派勢力への武器供与にロシアが関与したことを示す強力な証拠があると指摘していましたよね

今回の事件を受け、
これまでロシアへの制裁に積極的ではなかったドイツやイタリアなどもロシアへの制裁で結束する姿勢を示しています
ドイツのメルケル首相は、
マレーシア旅客機の事件が調査中だと発言
ただ、今回の事件でもっと強力な制裁余地を提供してくれたと強調しました
また、英国のキャメロン首相は、欧州連合（EU）の構成メンバーに対し、
エネルギーや金融、国防の3分野での対露制裁を呼び掛ける計画を示しました

中国メディアは、
ロシアが欧米の一連の経済制裁に対して表面上動じない姿勢を示していますが、
今回の欧米結束を受けてロシアの対抗措置が限られていると指摘(・Д・)ノ
窮地に追い込まれているロシアのプーチン大統領がどう対応するか全世界が固唾を飲んで見守っていると強調しています
また、欧米政府が平和と戦争どちらを選択するかにも注目する必要があると指摘しました

国連安保理は21日、
ウクライナ東部のマレーシア機撃墜を非難し、責任の所在を特定するよう努める、とする決議を全会一致で採択、
親ロシア派武装勢力に対し墜落現場への「安全かつ無制限」の立ち入りを認めるよう求めました
この決議にはロシアも賛成票を投じています

ちなみに旅客機墜落事故後に流れたロシアについての負の情報によって、
18日から21日までの期間に、
ロシアのMICEX（モスクワ銀行間通貨取引所）とRTS（ロシア取引システム）の株価指数は平均6～8%下落
休み明けの21日月曜日にはMICEXの終値は1400の大台を割っています