住宅市場動向の調査結果

今日の日経平均株価は、前日比98円34銭高の1万5395円16銭と続伸
前引け後に日銀が金融政策の現状維持を決定、
目立った反応は限定的になっています

さて消費税率が8％になり、
増税での景気の減速が気になるところですよね
とはいえ、それに関しては概ね楽観的にみられているようですが、
2013年まで景気を支えてきた住宅市場では減速の兆しが出ていました

国土交通省が2014年4月30日に発表した3月の新設住宅着工戸数で、
マンションなどの分譲住宅は8.5％減の1万8468戸と2か月連続のマイナス
建設面ではブレーキがかかっているかのように思われましたが…
そうでもないようで

国土交通省は今月14日、
2013年度版の住宅市場動向の調査結果を公表しました
これは個人の住宅建設、
分譲住宅の購入、中古住宅の購入、賃貸住宅への入居、住宅のリフォームに関して、
入居者に対して行ったアンケート結果をまとめた資料です
住宅取得の判断に影響を与えた要因別の指数をみると、
7年ぶりにプラス転換した模様です
景気や賃金の改善期待や家計収入の見通しがプラス要因となったようです
ちなみに金利の先高観から固定金利を選ぶ人が増えているとのことです

五輪開催の中心地となる44ヘクタールの選手村を整備することで一躍注目エリアになった晴海地区は、
新築マンションラッシュ
供給過多なのでは？
との意見も出ているようですが、
こちらも交通インフラが整い、
通勤立地としてのポテンシャルが高いことからも需要は期待できそう、
との見通しが
湾岸地区のマンションを手がけるデベロッパーとしては、
同じく湾岸地区の東雲地区で「プラウドタワー東雲キャナルコート」を即日完売させた実績のある野村不動産【3231】や、
新豊洲駅前に建築中のSKYZ TOWER & GARDENを手がけるほか、
晴海にあるザ・パークハウス晴海タワーズの東側の土地を取得し新規プロジェクトに期待できる三井不動産【8801】などがあげられます

また東日本不動産流通機構の調べによれば、
2013年の首都圏における中古マンション売買成約件数も２年連続で過去最高を更新とこちらも好調
数字だけで言えば過去10年分の伸びを昨年１年間だけで上回ったとのこと
そのくらいとにかく中古市場は急速に拡大している市場だといえます
そのため中古マンション市場に本腰を入れるデベロッパーも増えています。
今年五月に三菱地所レジデンス株式会社【8802】は従来の中古物件の売買仲介に加え、
子会社である株式会社メックecoライフやリノベーション物件サイトのパイオニアである「東京R不動産」と連携して中小ビルリノベーション賃貸事業に進出すると発表しました
そのほか中小やベンチャー企業もこの分野にこぞって進出しています

そして、老朽化したマンションの売却と解体の決議要件を緩和する、
改正マンション建て替え円滑化法が先月18日に参院を通過、
参院本会議で可決し、成立しました
同年12月をめどに施行すると報じられており、
改めて不動産関連銘柄に注目！です

写真は先月の旅行のもの

あげそびれてました
てへ