コールドゲーム | 三井智映子オフィシャルブログ「ちえこのなかみ」 powered by アメブロ

コールドゲーム

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荻原浩さんのコールドゲーム。
高校生が主人公のミステリーなのですが、幅広い世代に読んでもらいたい作品。
イジメが題材になっていますが、加害者の安易さと被害者の深刻な悩みという温度差や、主観と客観の埋められない相違、色々なものを考えさせられました。

本当に難しい、社会の永遠の問題の一つではないでしょうか。

私も短期間ですがイジメ?にあったことがあります。イジメというひとくくりにしていいのか、かなり悩みますが、端からみたらイジメ、だったんだと思います。
(私自身は一般的なイジメというのとはイマイチ違った気が気がしますが)
私はそれを通して少し大人になれた気がします。その時に見えなかったものが、そのあとになって見えてきたりするし。周りの人に心配かけたなぁとか、肉親の愛情だとか。
ただ、真っ只中の時は見えなかったんですね、周りが。ただ自分にかかる圧力だけを感じてた。いっぱいいっぱいで…

今は何かあっても少しは冷静に考えられるようになったし、助けてくれる周りの人がいる、と信じられることが本当に有難いです。幸せなことだなぁと思います。

子供には子供の理屈や社会、関係性があって、それは環境や場所や年齢によって変わってくるものだと思います。(大人のイジメもあると聞きますが、子供と大人の境目はないのかもしれません)
もし自分に子供が生まれて、イジメられたりイジメたり…そんな問題に直面したらどうしたらいいのか、私にはまだわかりません。でも、自分も子供だったことを忘れずに、子供の言うことに耳を傾けたいと思います。

…と、なんだかえらそうなことを書いてしまいましたが…
…そう考えると世の中のお父さんやお母さんは大変ですね。頭が下がりますm(_ _)m