石原慎太郎氏著作、【新・堕落論】を読んで感想を備忘に残しています。
一章の【平和の毒】から。
印象的な文が、引用でありました。
【いかなる大国も必ず衰微するし、滅亡もする。しかし、それに気づく事で速やかに対処すれば、多くの要因は克服される。しかし、最も厄介で滅亡に繋がりかねぬ衰微の要因は、自らにかかわる重要な事項について自らが決定できぬようになる事だ】と。
これは・・・
我が国日本の今のありようではないでしょうか?
年金の問題。その財源についての公務員の給与の削減、消費税アップ。相互扶助による年金の負担の在り方と制度的改革。
法人税の国際的競争力が持てるような税率設定。
TPPを始めとする、多国間貿易協定。
尖閣諸島問題に端を発した、国防の問題。
沖縄普天間基地の県内移設が進まない・・・(沖縄の皆様には申し訳ございませんが、県内移設が地政学的国防のメリットでもあり、私は県内の人の経済にとっても良いことと思います。)
そして、根本となる憲法改正の問題。
安倍内閣が国民投票法なるものを改定し、その道筋をつけたのに残念です。
とにかく、何かをしようとすると得られるメリットの議論をせずにデメリットを強く強調し、大局を失う。
デメリットがあり、それを抑え込むのにはパワーがいります。しかし、我々は今も生きているので今のままで良いと安住し、そのつけを後に回しています。
国家としてアメリカとは上手く付き合うことは国益になるとは思いますが、
せめて憲法、国防は我々の手で作り上げていかないといけないと思います。