石原慎太郎著作、【新・堕落論】を最近読みました。
石原氏の発言は、やはりいささか右寄りではありますが、
今の日本人の考え方にはこれくらいの思想のほうが、一人ひとりに良く響くもので、為になるのだと思います。
本書は平和の毒、仮想と虚妄という2章から構成されておりますが、まずは平和の毒から。
敗戦から66年が経ち、この国は大きく傾いておりさながらタイタニック号が傾き、沈没する様に似ていると石原氏は本章で始めています。
その理由としては、
①国民としての自我の形成に疑問を持つこと
②辺境の地政学的条件が、日本人の国際関係における自己主張の欠如なる体質を生んだ
③恥を嫌い、清廉を好み、自己犠牲による献身的な態度なる古来の日本人の体質が物欲、金銭欲、性欲による我欲の亡者と化し、堕落している。
その原因として、戦勝国アメリカの統治下、あてがい扶助の憲法に象徴されたいたずらな権利の主張と国防を含めた責任の放棄が、
教育の歪に加速され、自我を野放しに育て弱体化し、人間相互の関わり合いを損ない孤立化した結果だとしています。
私は藤原正彦氏著作の【国家の品格】を読んで、今の日本人の体質の変化と弱体化を反省し、
古来の日本から経済大国にまでなった日本が、欧米の列強国に対して挑んだ幕末から第二次世界対戦後の近代史について、
経験したこともなく、無論詳しく勉強したこともなかったので、色々な本を読んで勉強し、なにか自分に参考になる事はないかと考えたものです。
歴史は繰り返す。
過去に学び、今を生き、未来を考えるに、
平和は、交渉により一時的に得た時間でしかないと我々は早く悟るべきであり、
自国の憲法を作り、国防が自国でなせるような国にしないと、この国の将来はつくづく危ないものである様に感じました。
