スウェーデンの今日の礎となったきっかけは、
「伝統的な家族」から、「国家の家」という国家理念の変貌にあると本書には書かれています。
「国家の家」とは、
国が父であり、子たる国民の面倒をみる。
そして、国民がともに助け合って共生していくという理念であると紹介されています。
そしてこの理念に、福祉国家スウェーデンのいわれがあるのだと。
1946年から1969年の間、長きにわたり首相を務めた、エランデル首相が当時、「強い社会」をスローガンに、他の欧州諸国が第二次世界大戦参戦後疲弊しているさなか、経済強国を目指した。
経済成長をするには、女性の労働力が必要で、女性の就業率を高める政策をスウェーデンは推し進めたらしいです。
1930年代には8.2%程であった女性の就業率が、1970年代には何と48.7%にまで就業率が上昇しています。
しかし良いことばかりでなく、
反面高度経済成長期における女性就業率の向上が、離婚率、自殺率、犯罪率の上昇の原因となったようです。
普通、日本もそうでしたが経済成長が続くと、
皆が豊かになり、自殺率、犯罪率、離婚率が減少していくものですが、
スウェーデンの場合は、ある犠牲を払って経済成長と社会の変革を行ってきたといえるのではないでしょうか?