「久しぶりに味わった敗北の味は、想像以上にエグかった、、。」
15年前、22歳の僕は、路上詩人として路上に出てた時、しょっちゅう悔しい思いをした。
「ほら、やるわ。」って、100円玉を投げつけられたり、
「こいつカスや!」って、酔っ払いのおっちゃんに、いきなり言われたり、色んなことがあった。
でも、コツコツ努力を積み重ねていき、路上に出たら人だかりができるようになって、新聞や雑誌に取り上げてもらい、自分の活動が認められるようになると、
馬鹿にされる立場から敬われる立場になり、いつの間にか、お客さんから「先生。」と呼ばれるようになった。
イベントに呼ばれたら、行き帰りは、車で駅まで迎えにきてくれて、僕の荷物を持ってくれて、昼御飯から晩御飯まで全部用意してくれて、
僕がお金をもらってるのに、さらに、「忙しい中、来てくれて、ありがとうございました!」と頭を下げられるようになった。
めっちゃ、ありがたかったし、自分が認められたようで、うれしかった。
でも、同時に僕は、「若くして、ほんまに、これでいいんか?」って悩むようになった。
そして、悶々と悩みながら、みんなの優しさに甘え、長い時間を過ごしたが、
今から2年前、ポエトリーリーディングっていう表現方法に出会った。
※音楽に乗りながら詩を朗読する、新しい詩の表現方法。
有名どころを言うと、MOROHAや不可思議/wonderboy、狐火で、
初めて聞いたとき、彼らの表現に、心臓をぶん殴られた。
そして、思った!
「俺も、やりたい!」
そして、路上詩人を始めて、初めて路上詩人の世界を抜け出して、ポエトリーという、別世界に飛び込んだ。
僕の初舞台は、ポエトリースラムジャパンっていう、ポエトリースラム。
※観客が各アーティストに点数を付けて順位を決める詩の朗読競技会。
曲がりなりにも、言葉を書いて飯を食ってきた自分。
それなりに自信はあった。
が、
まさかの、
一回戦敗退。
路上詩人の世界で、「先生。」と、呼ばれてた僕は、筆を置くと、何もできない、ただの弱男だった。
そして、そんな時に、友人である孝一に声をかけてもらい、それがきっかけで、ペルー、イカ砂漠250kmマラソンに挑戦することになった。
学生時代、サッカーをしていたこともあり、脚力には自信があった。
が、
まさかの、
2日目でリタイア。
ここでも、路上詩人の世界で、「先生。」と、呼ばれた僕は、筆を置くと、何もできない、ただの弱男だった。
久しぶりに味わった敗北の味。
「久しぶりに味わった敗北の味は、想像以上にエグかった、、。」
悔しかった、
惨めやった、
でも、
でも、
うれしかった。
「挑戦するって、こういうことやろ!」って、生きてる実感を味わうと共に、内なる闘志に火が付いた。
今、思えば、僕は、先人たちが築いてきた、書道のイメージに守られてきただけだった。
なんかね、そこら辺にいる、ただの兄ちゃんでも、頭にタオルを巻いて作務衣を着て、筆と墨を持って、うまへたな文字で、それっぽい言葉を書いてれば、それなりに見えるっていうね。
でも、SNSが当たり前になったこの世界において、こういった演出力って本当に大切な力で、絶対に学ぶ必要はあると思う。
確かに、美味しいより美味しそうが勝つし、面白いより面白そうが勝つし、凄いより凄そうが勝つし、みんな、本物かどうか確かめることなんてしないし、それにまつわるイメージでその物事を買うかどうかを決める。
でも、それらすべてを理解した上で、僕は演出力や見せ方、イメージの力に頼りたくないと思った。
シンプルに、
人から選ばれなくても、
「本当の本物でありたい。」
と、思った。
そう思い僕は、難しいけど、ポエトリーの世界と、砂漠マラソンの世界で生きることに決めた。
そして、先日、ペルー、イカ砂漠250kmマラソンのリベンジで挑んだ、モンゴル、ゴビ砂漠250kmマラソンで完走を果たし、ようやく自分が納得する結果を残すことができた。
めっちゃ、うれしかった!
この世界においては、演出力もイメージの力も見せ方も、一切、通用しない。
分かりやすく、的確な努力を重ねたものが勝つ世界。
その世界で、自分が重ねた努力が結果になったことが、とにかく、うれしかった。
そして、ゴビ砂漠250kmマラソンから、少し時間がたって思うのは、
確かに、
「久しぶりに味わった敗北の味は、想像以上にエグかった、、。」
けど、
あれでよかった。
エグい敗北の味が、
見せかけだけの勝利の味が、
教えてくれなかった、
自分が本当に生きたい人生を教えてくれた。
これからもきっと世界はイメージで回る。
だから、僕みたいな不器用な人間は、世に出ることなんてないんやと思う。
でも、それでも、僕は今歩くこの道を選ぶ。
生身の自分でどこまでやれるか?
僕は、それだけが知りたい。
周りを納得させるための人生でなく、どこまでも、自分を納得させる人生を歩んでいきたい。
これからも、みっともない姿を晒すことになると思うけど、仕方がない。
それが俺やからね。
ほんでね、最後に、言わせて。
新しい世界に挑むようになって、情けない自分を晒したり、弱い自分を晒したりして、人に勘違いされたり、笑われたりしたけど、
今の気分は、
最高に、清々しいです。
100%、生きたい人生を生きてると言い切れる。
これからも、どんな自分を晒そうとも、
そうやって生きていこう。
今日もあなたの人生が絶好調に幸せでありますように☆
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