吉田みつひろです。
いつも皆様には大変お世話になっております。
本当にありがとうございます。
毎年4人9日に行われている
隊中様のお祭りに、今年は行くことが出来ました。
維新後の脱隊隊士の一人である
山口市阿東嘉年出身の藤山佐熊(すけくま)
を弔ったお墓があります。
平川から鋳銭司に抜けていく鎧ヶ峠の道中に
ひっそりとあります。
戊辰戦争後、奇兵隊などの諸隊の所属していた
隊士達は、藩政府からの冷遇により不満をもち
戦後見合った生活の保障など訴えて
農民兵などが反乱を起こしました。
山口藩政府はこれを鎮圧していく訳ですが、
この戦の中で負傷し命を落とすことになった
佐熊を、平川の地元の皆様は、墓を作り丁寧に
葬ったといいます。佐熊は、地元の方の
病をよく診るなど面倒見がよく親切にしており、
地元の方から慕われていたようです。
佐熊の死後、この墓にお詣りすると、
病が治るという噂か広まり、多くの方がお詣りし
出店もでるような賑わいもあったといいます。
こうして毎年、地元奉讃会を中心に
隊中様のお祭りとしてお祭りをしており、
今年とても良い天気の中で、
皆様とともに、歴史や文化に触れ
隊中様へ手を合わせることができました。
ちなみに、この鎧ヶ峠は、鋳銭司出身の
大村益次郎など、当時の志士達が、
山口の街や城へ向かう道中にあったと言われ、
歴史を感じることができる場所の一つです。
感謝、吉田みつひろでした。