吉田みつひろです。
いつも皆様には大変お世話になっております。
本当にありがとうございます。
阿知須の引野に伝わる一升枡寿司。
明治20年ごろから、この辺りでは
地元の祭りが実施され、その祭の直会
の食事として、この一升枡寿司が食べられて
いたようです。
そもそもこの一升枡寿司とは、
戦時保存食であり、戊辰戦争時に
奇兵隊などの部隊に携行されたといいます。
その後、会津・函館等の討伐が終わり
帰還した兵隊の中で、この地域に生き延びた
方々により、伝統として持ち帰られ、
昭和50年の引野公民館竣工された頃から、
農村生活改善や食生活改善などの
活動などの動きから一旦存在が認められなくなったそう。
その後、平成15年に行われた
「阿知須のお宝さがし」事業にて
この引野の一升枡寿司がお宝として復活した。
当時の会津白河地域の住民との交流から
伝え持ち帰られた「白河踊り」などとともに
伝統や民俗的な価値の再考として
「一升枡寿司」が再生され、今に
伝えられているといいます。
写真は、一升枡寿司の型。
当時の戦時中の保存食として
伝えられてきたこの一升枡寿司。
各々の地域の歴史を紐解き、
改めて書物として書き残し
伝えていく阿知須郷土史研究会の
皆様の情熱と行動力に感銘を受けました。
感謝、吉田みつひろ