吉田みつひろです。
いつも皆様には大変お世話になっております。
本当にありがとうございます。
平成25年7月28日の山口県北部と島根県西部を
中心に降った豪雨による災害から4年が経とうとしています。
災害復旧ならびに復旧事業も進み、
道路や河川、治山事業など徐々に事業が完了してきていますが、
農地はその復旧や復興が道半ばと農家の声は大きい。
写真は、果樹農園での一枚。
ここは阿武川の堤防が切れ、計り知れない量の
河川から溢れだした水と土砂の濁流が
当時のリンゴ農園を一掃する大きな力で流れました。
災害から約4年、復旧事業で1年後から植えた
樹木が3年たって、いよいよ実を付け始めました。
しかし、農業を営む上での復興は、
実をつけることではなく、実がご来園いただく観光客の
皆さんに味わってもらい、届けることができるようになってから。
さらに、農業の宝は土、まさに土づくりが第一。
大きいりっぱな樹木でも、太い幹を支える根がどっしりと生える
ためには、しっかりとした地盤、栄養ある土が必要。
いったん豪雨の濁流でながされた土が
再生するまでには多くの年月を要する。
あの時の肥えた土が戻るのが復興の第一歩。
厳しい状況を少しずつ少しずつ復旧してきた
農家の皆様のご労苦に敬意を表し、
道半ばの災害復旧復興に向けて
必要な取り組みに注力していかなければと
改めて強く感じました。
感謝、吉田みつひろでした。
