吉田みつひろです。


いつも皆様には大変お世話になっております。


本当にありがとうございます。


現在山口県では、平成29年に宮城県で行われる予定の


第11回全国和牛能力共進会へ出展する和牛を育てるための


支援を行っています。「全共日本一」を掲げて


やまぐち和牛ブランドを名実ともにすることにより、


本県の畜産の発展に繋がっていく取り組みとなります。


★「やまぐち和牛」のブランド力アップに向けて(山口県HPより)

http://www.pref.yamaguchi.lg.jp/gyosei/seisaku/kokogasugoi/brand.html


和牛の付加価値とは、量と質ともに生産性が上がっていき、


畜産技術向上に期待がかかること。


本県から美味しく評価された和牛が


出品されることにより、観光振興や生産従事者の所得向上にも


良い影響が期待されています。


しかし、現実には子牛市場取引価格の上昇や


エサとなる飼料価格の上昇などにより、畜産農家の


経済的な影響が大きくなっている傾向にあります。


昨今では、水田フル活用などの制度を活用し、


地産地消の飼料づくりに取り組む例も


進められていると聞いています。


一方で、生産技術の向上も必要であり、


先月の和牛共進会、ホルスタイン共進会などの実施により


本県の畜産技術の向上や共有化によるレベルアップなどの


取り組みが大変重要であるとお伺いしました。


良い牛を育てることで、親牛として出品する価格が


ある程度上昇し、価格が安定していけば


皆さんの食卓にも美味しいお肉が安定した価格で


届くことにもつながります。



TPP協定締結により、安い海外からの牛肉が


市場に出回ることから、今後の市場の影響も懸念の声も


否定できません。


政府のマルキン対策などの畜産農家経営安定対策を


しっかりと行っていただくとともに、本県としても


やまぐち和牛のブランドをしっかりと確立し、


胸を張って、畜産農家が頑張っていけるような


サポートを行っていく必要があると考えています。


山口市においても、阿東牛や阿知須牛、そして徳地の和牛など


美味しく、そして地域ブランドとして確立しているものもあります。


未来に好循環になるような


畜産振興に取り組んでいかなければなりません。


感謝、吉田みつひろでした。