吉田みつひろです。


いつも皆様には大変お世話になっております。


本当にありがとうございます。


湯田温泉には、三条実美公ゆかりの史跡があります。


それは、井上馨公の生家があった井上公園の


中にありました。


「何遠亭」


文久3年(1863年)、8月18日の政変で


尊王攘夷派の三条実美公をはじめ7名の公家(七卿)


および長州藩は、京都を追われた、いわゆる


七卿落ちが起こりました。


三条公は、三田尻お茶屋を経て、


山口の地、湯田温泉に到着。


湯田の草刈屋敷にお住まいをとったが、


狭いことから、井上馨公の兄邸を借り上げ、


改築、住まいとし「遠くない日に京都に戻る」という意味を込めた


「何遠亭」と名付けたそうです。



昨日6月22日、その何遠亭が再現され、


県産木材や徳地和紙など県産品を利活用し、


完成、一般に公開されたのです。



12畳のコンパクトな部屋ですが、いっしょに同行した公家


や随行者などとの会合にはちょうどいい広さ。


そして、「花燃ゆ」で描かれているような


幕末の志士たちが、この邸宅を出入りし、


多くの議論を交わしたと言われています。



明治維新の一端を感じることができるこの施設。


地元町内の皆さんが、交代で管理をされるとのことですが、


今日も、子どもたちをはじめ、地元の方々や


観光客の皆さんの交流の場でもあるようです。


和風建築の良さが存分に感じることができます。


庭などの整備など来年の3月には、


完全に整備されるそうですが、ぜひ足をお運びください。


感謝、吉田みつひろでした。