防衛大臣の県庁訪問について


山口県総務部より、昨日防衛大臣が県庁訪問をされましたことについて、報告がありましたのでお知らせいたします。


1 日時 

 平成26年8月29日(金)18:12~18:22


2 場所

 山口県庁 知事応接室


3 来庁者

 小野寺防衛大臣 ほか


4 応対者

 村岡知事、柳居議長、畑原副議長、岡村周防大島町副町長、

 河内和木町副町長 ほか


5 発言要旨

(1)小野寺防衛大臣の発言

○今月26日に、普天間基地の空中空輸機KC-130×15機を岩国基地へ移駐することができた。

○また、それに伴い、米国の軍人、家族を含め約870名が、岩国市を中心とする地域に移住することになり、山口県をはじめ、岩国市、周辺地域への御礼を申し上げに来させていただいた。

○この移駐の実現により、確実に沖縄の負担軽減につながるものと考えている。

○今後も地元の皆様に御理解いただけるよう、米軍としっかり協議をしながら、また、防衛省・自衛隊としてできる心配りをさせていただきたいと思っている。


(2)防衛大臣の発言に対する応答

ア 村岡知事

○このたびの移駐は確実に沖縄の負担軽減につながるものだとのお話があったが、7月16日に佐賀県で開かれた全国知事会議で、沖縄県知事から、山口県と岩国市に対して沖縄県民を代表して感謝するとの御発言があり、7月30日には、11名の沖縄県議会議員の方々が本県に来られて、感謝の言葉をいただいた。

○県及び地元1市2町としては、沖縄の負担軽減や普天間基地の危険性の除去の重要性などを総合的に判断した結果、普天間基地の危険性の除去に向け、できるところから実行していくことも必要という考えから、今の時期での移駐をお受けしたものであり、今後とも引き続き、普天間飛行場が継続的に使用されることとならないよう、しっかりと取組を続けられたい。

○KC-130の鹿屋基地とグアムへのローテーション展開についても、引き続き、内容の具体化に向けて日米協議をしっかりと進められたい。


イ 柳居議長の発言

○KC-130の移駐がすべて無事に完了したことに、まずは安堵している。

○しかしながら、周辺住民としては、不安感もあることから、安心・安全対策に真摯に対応いただきたい。


ウ 畑原副議長の発言

○県と基地周辺地域はこれまでも、国防に対して協力姿勢で対応してきたところであり、協力に見合う地域振興策など、地域の声にしっかり耳を傾け、十分に目配りをしていただきたい。


エ 岡村副町長の発言

○何よりも住民が安全に暮らしていけることが大変重要であるので、これからも引き続き、米軍機の運用について、安全性の確保に万全を期していただきたい。


オ 河内副町長の発言

○米軍基地というのは、外部からはわかりにくい側面があり、住民に不安が生ずることもあるので、地元自治体からの疑問や照会などに対して、今後とも的確な情報提供をお願いする。


(3)小野寺防衛大臣の回答

○政府全体として、しっかり皆様の声を聞きながら、できることを全力で取り組んでいきたい。

○沖縄の負担軽減のためにお力をいただいていることに改めて敬意と感謝を表したい。


以上、お知らせいたします。