吉田充宏です。
いつも皆様には大変お世話になっております。
本当にありがとうございます。
県議会の商工労働委員会の一日目は、
技術の継承・発展の観点から2社へ。
福井県越前市の(株)オプチカルイイジマを視察。
(★オプチカルイイジマHP)
http://www.meganenosato.co.jp/
眼鏡産業は、福井の主要産業のひとつ。
福井県は、日本で生産されている眼鏡の95%を生産
していると言われているほどです。
この会社は、形状記憶合金フレームを開発し、
眼鏡自体は、さまざまな製造工程を経るため、
眼鏡が完成するまでに2~3週間かかりますが、
社内に生産ラインを確立し、15分~20分程度で
オリジナルの眼鏡を作ることができるそうです。
ちなみに、眼鏡が日本に伝わったのは、
なんと、山口にイエズス会の宣教師として来た
フランシスコ・ザビエルだそうです。当時大内義隆に
贈った「十三品目」の中に入っていたと言われています。
マル眼鏡で有名なこの方、ジョン・レノンブランドは、
このオプチカルイイジマが100%受注製造しているそうです。
越前メガネを担うメーカーの技術を見せていただきました。
さて、2社目は、
福井の伝統工芸品を作る(株)漆琳堂さんへ。
(★株式会社漆琳堂HP)
創業220年の越前の伝統を大切にしながら、
越前漆器の新たな展開を模索しています。
料亭や飲食店のみならず、衣料品店やセレクトショップなど
新しい顧客や販路拡大を目指しています。
カラフルな色をした漆器が並びます。
強度や傷に弱い漆をいかに強くしていくのか、
漆器が完成するまで、1年ぐらいかかる期間を
6か月まで短縮させる研究を産学公で行い、
技術の向上と人材発掘育成につなげているといいます。
作業は一つひとつが手作業なので、
とても手間がかかるのが漆器です。
産学公の取り組みが、今年3月に行われた
経済産業省のH25年度がんばる中小企業・
小規模事業者300社に選定され、
さらなる技術の発展をめざし、頑張っています。
感謝、吉田充宏でした。