吉田充宏です。


いつも皆様には大変お世話になっております。


本当にありがとうございます。


本日は、昭和天皇の御生誕の日である昭和の日。


県護国神社におきまして、戦後69年目を数える


山口県全戦没者慰霊祭が厳粛に催行されました。


雨天にもかかわらず、2000余名のご遺族関係者の


皆様が参列。


先の大戦の戦火の中で、国のために尊い命を落とされた


ご英霊の御霊に心から哀悼の意を表すとともに、



今日平和な日本があるのは、ご英霊の犠牲の上に


あることを忘れてはならないことを再度認識し、


次世代に平和で豊かな日本を作る強い決意を


皆様とともに新たに致しました。


午後からは、防長英霊塔に参拝し、



仏式にて、御霊に哀悼の思いを捧げるとともに、


参拝者の皆様と共に、安らかなるご冥福を改めて


お祈り申し上げました。毎年、こうして


清らかな思いを新たに致すことができますのも、


遺族会ならびに奉賛崇敬会、英霊にこたえる会を


はじめ、関係者の皆様の日頃からの御尽力の


お陰であります。感謝であります。



さて、午後からは、


年に一度、山口市湯田温泉出身の詩人


中原中也の世界を堪能できる時間、


第19回を数える中原中也賞贈呈式に参加。



今回、第19回中原中也賞の受賞者は、


神奈川生まれ、静岡県出身の大崎清夏(おおさき さやか)さん。


詩集『指差すことができない』


今や新人詩人の登竜門と言われるこの賞は、


今年228名の応募の中からの栄冠。



「言葉や詩は、人間の生活すべて」と受賞者の言葉で


おっしゃった大崎さんの言葉がすべてを物語ります。


「詩人として、詩を書くことがひそかな野心であり、


その野心を忘れさせてくれるのが中也の詩」のようです。


贈呈式後の作家:川上未映子氏と、歌人:穂村弘氏の


中原中也の魅力や詩の世界を、興味深く話され、


今日は中也の世界でいっぱいになりました。


「北の海」や「汚れちまった悲しみに・・・」、


「月夜の浜辺」や「春と赤ン坊」などなど


中也ワールドに染まっちまった・・・という感じでしょうか。



言葉が作り出す、頭の中のイメージの世界。


頭の中のイメージを、言葉として描き出す。


どちらも、この詩の世界では、表現できるよう。


実におもしろい。



贈呈式後の懇親交流会の料理に感激。


午後からはアートづくしで感無量でした。


感謝、吉田充宏でした。