吉田充宏です。


いつも皆様には大変お世話になっております。


本当にありがとうございます。


山口市の空き家バンク制度、


中山間地域活性化推進室が進める政策のひとつ。


今日は紹介も兼ねて、感じたことを記します。


 (山口市役所HPより、イメージ)


都会の世知辛い日常から離れて、


田舎の自然豊かなスローライフを味わい、


豊富な中山間地域の資源や緑を感じるグリーンツーリズム


を感じることが、一種の「贅沢」という言葉で表現され、


注目されています。


一方、中山間地域では、高齢化や過疎化の流れを


食い止め、また小規模高齢化集落ひいては


いわゆる限界集落と言われる住生活空間が消滅して


しまう現象を食い止めようと、UJIターンや空き家バンク制度


などを利活用し、都市と農村の交流や、外から内へ


人の流れを作り出すことで、より活性化させ、


田舎の良さをさらに都会へと発信していこうと


する施策が展開されている現実があります。


しかし、課題も多く存在し、たとえば、


単に田舎のスローライフを楽しみたいという


休暇や別荘感覚のニーズをかなえる一方で、


山間部やへき地の活性化や自治会やNPO法人、


ボランティア活動などの幅広い主体と相活動


して田舎を盛り上げてもらいたい、


地域を盛り上げる主役となってほしいというような


地域力を求められる新しい人材への役割、


一種過度な期待が移住してくることへの


障害となるケースもあるようです。


また、移住したいという希望者が


どういった背景を持った方なのか、個人情報が


厳しくなってきた今日においては、根掘り葉掘り


把握することが不可能な場合も多いみたいです。


現実として、中山間地域の活性化させていく


空き家バンクといった制度に加えて、


人と人を繋いでいく担い手が求めれているように


感じます。空き家バンク制度においては、


定住サポーターというボランティアの方々が


移住者と地元の住民の皆さんとを繋ぐ役割が


あるが、複雑化すると、仕組みとして


ある程度行政や専門機関など、


ソフトランディングさせることができれば


そこに関わる負担が過度にならないのではと感じます。


特に田舎の土地や家々では、農地法に絡み


柔軟に売却したり、開発したりできないことも多いよう。


あくまでも、最終的には当事者同士での


空き家の取引となるこの制度。


中山間地域の活性化や振興のためにも


県、市、現場でさらなる努力が必要のように感じました。


※山口市空き家バンク制度

http://www.city.yamaguchi.lg.jp/cms-sypher/www/service/detail.jsp?id=3691


感謝、吉田充宏でした。