平成25年9月県議会定例会の商工労働委員会委員長報告


商工労働委員会を代表いたしまして、本委員会における議案の審査の経過並びに結果について御報告を申し上げます。

 審査に当たりましては、関係議案及び所管事項全般にわたり、執行部に説明を求め、質疑、検討の結果、議案第1号のうち本委員会所管分については、全員異議なく可決すべきものと決定いたしました。

 次に、審査の過程における発言のうち、その主なものについて申し上げます。

 

 まず、JR山口線・山陰本線の早期完全復旧について、

 JR山口線・山陰本線の早期完全復旧を実現するため、島根県、関係市町、JR西日本という関係機関と、どのような連携を図り、どのように取り組むのか。

 との質問に対し、

 両路線の全線にわたる早期完全復旧を実現するため、島根県との連携については、河川、砂防、観光など、両県の関係課による復旧対策連絡会議をすでに設置しているところであり、引き続き復旧工事に係る進度の調整や観光対策に連携して取り組んでまいる。

 また、県内の連携についても、庁内関係課や関係市町、JR西日本による連絡会議をすでに設置しており、今後も情報交換を密にすることにより、復旧工事や観光対策の円滑化を図ってまいる。

 との答弁があり、

 これに関連して、

○ SL「やまぐち」号の運行再開について

 などの発言や要望がありました。


 次に、商工労働部関係の計画策定について、

 商工労働部の商工、労働、観光といった各分野で取り組むべき施策の指針として、「商工業推進計画」、「雇用・人財育成計画」、「観光推進計画」の3計画が策定されるが、策定後の進行管理を、どのように行っていくのか。

 との質問に対し、

 3計画の着実な実行を図るため、毎年度、数値目標や施策の評価・検証を行い、所管の審議会で審議いただくとともに、国の動向ややまぐち産業戦略推進計画の進化などを踏まえて、必要な事業見直しを行う。

 との答弁があり、

 これに関連して、委員から

 関係市町や現場の声をしっかりと反映しながら、実効性のある計画として進めてもらいたい。

 計画の確実な実施により、産業力・観光力の増強に着実につなげてもらいたい。

 との発言がありました。


 このほか、3計画に関連して、

○ やまぐち産業戦略推進計画の指標の設定について

○ 3計画のパブリック・コメントの結果について

○ 新規立地・拡大投資の促進について

○ 医療関連産業の集積・人財育成について

○ 液化水素ステーションの取組について

○ 企業立地促進補助金の見直しについて

○ やまぐち医療関連成長戦略推進事業について

○ 産業戦略研究開発助成事業について

○ 若者雇用のあり方について

○ 女性の雇用に対する施策の推進について

○ 障害者雇用の取組について

○ 世界文化遺産登録を目指す「明治日本の産業革命遺産」の活用を含めた「明治維新」をテーマとした観光ブランドの構築について

○ 観光振興に関する市町との連携について

○ やまぐちプロモーションの推進による情報発信の強化について

○ 美食王国やまぐちの情報発信の取組について

 などの発言や要望がありました。

このほか、

○ 産業技術センターの取組について

○ 県内中小企業の景況について

○ 技能・技術の継承について

○ パ-ソナルサポ-トセンタ-やまぐちの取組について

○ 大学生のインターンシップの取組について

○ 緊急雇用創出事業臨時特例基金の返還について

○ 高等産業技術学校の訓練科の見直しについて

○ 山口労働局による就業地別の求人をもとにした有効求人倍率試算値の公表について

○ シルバー人材センターへの支援について

○ 大規模な雇用調整に対する離職者の再就職支援について

○ ちょるるのゆるキャラグランプリ2013への取組について

○ 個別労働関係紛争あっせん事件について

 などの発言や要望がありました。

 以上をもちまして、本委員会の報告といたします。