さきほど、本会議にて報告がありました。商工労働委員会の委員長報告書について、下記のとおり、委員長より報告がなされました。


 商工労働委員会を代表いたしまして、本委員会における議案の審査の経過並びに結果について御報告を申し上げます。

 審査に当たりましては、関係議案及び所管事項全般にわたり、執行部に説明を求め、質疑、検討の結果、議案第1号のうち本委員会所管分については、賛成多数により可決すべきものと決定いたしました。

 

 次に、審査の過程における発言のうち、その主なものについて申し上げます。

 まず、「やまぐち産業戦略推進計画 中間案について、産業戦略の指針となる「やまぐち産業戦略推進計画」が策定される中、商工労働部は、この重点戦略・プロジェクトにどのような役割で関わっていくのか。」その質問に対し、商工労働部は、「主に、重点戦略である「医療関連産業育成・集積戦略」、「水素等環境関連産業育成・集積戦略」、「宿泊者数500万人戦略」などに関わることとなる。これらの戦略の具体的なプロジェクトを推進していくための施策、事業について、主体的に取り組んでいくのは商工労働部であり、産業戦略本部と緊密な連携を図りながら、着実に具現化することによって、産業力・観光力の増強につなげていく役割を担うと考えている。」との答弁がありました。


 これに関連して、●やまぐち産業戦略推進計画の指標の設定について●水素先進県実現に向けた取組について●企業誘致の取り組みについて●医療関連産業クラスター構想の策定について●産業戦略の推進に向けた「(仮称)産業戦略研究開発促進補助金」の創設について●産業戦略の推進に向けた取組について●観光交流人口の増加に向けた取組について●「(仮称)やまぐち地酒乾杯宣言」による気運の醸成について●SNSの観光への活用に向けた取組について●美食王国やまぐちの具体的な取り組みについて●スポーツツーリズムの取り組みについて●東南アジア地域の観光客の誘致に向けた取組について、などの発言や要望がありました。


 次に、「商工労働関係の計画策定について、商工労働部の分野別計画として、商工、労働、観光の3つの計画「(仮称)商工業推進計画」、「(仮称)雇用・人材育成計画」、「(仮称)観光推進計画」が策定されるとのことであるが、どのような趣旨で策定され、また、この計画とやまぐち産業戦略推進計画との関係はどのようになるのか。」、との質問に対し、商工労働部は、「商工、労働、観光といった商工労働行政の各分野において取り組むべき施策を、整合性を持った一貫性のある総合的な取り組みとして進めるとともに、関係支援機関などとの役割分担の明確化や、連携及び方向性の共有を図る観点から、指針として策定するものである。また、やまぐち産業戦略推進計画のプロジェクトのうち、この3つの計画に関係するものについては、当然、整合を図って策定するものであり、各計画に必要なプロジェクトを盛り込むこととしている。」との答弁がありました。


 このほか、●県内中小企業に対する支援体制について●中小企業金融円滑化法終了に関連した支援策について●大規模な雇用調整に対する離職者の再就職支援について●障害者雇用の取り組みについて●緊急雇用創出事業臨時特例基金の執行状況について●ものづくり人材定着支援促進事業について●ワーク・ライフ・バランスの取り組みについて●働くルールブックの配布について●ローカル線の維持に向けた取組について●国のエネルギー政策について●原発の新規制基準と上関原発計画について、などの発言や要望がありました。


以上をもちまして、本委員会の報告といたします。