吉田充宏です。
いつも皆様には大変お世話になっております。
本当にありがとうございます。
夕方に行われました第18回の中原中也賞贈呈式、
このたび受賞者は、『谷間の百合』を書いた
69歳という過去最高齢の詩人・細田傳造さん。
豊かな発想と想像力、好奇心の強さ。
何と若々しい方でしょうか。
本当におめでとうございます!
総評をされた選考委員の北川透先生。
作品の中で、道端に咲くたんぽぽの表現などに触れ、
より人間らしく、かつ、よりセンシティブな
表現を評価されました。
176点の頂点に立たれた、69歳の新人は、
中也のブロンズ像を手に取ると、ハニカムような笑顔をされました。
斬新な考えをお持ちで、人生を楽しむ姿を
私たちに見せてくれました。
その後、記念講演をされた俳人の坪内稔典(つぼうち ねんてん)先生。
言葉の面白さ、大切さ。
何よりも、人と人とを繋ぎたいと思う欲求を
より自由な心の繋がりとして、本や詩の言葉に代えて
届けていく。
そして、作品を作っていくうえで
言葉を思い浮かべていく生活の中の仕掛け。
①毎朝あんパンを食べる。
②全国のカバに会いに行こう!カバを限りなく愛すること。
③全国の柿を食べに行こう。
この3つを、心に決めてこだわって生活されているという。
一見馬鹿げているように見えますが、
この取組が、より新しい言葉の力を生み出してくという。
詩歌の世界は、日常生活とは無縁なようですが、
より私たちの隣にあるものかもしれません。
改めて、細田さん、中也賞ご受賞おめでとうございます!
文化薫るまち、山口をもっと広めてください。
感謝、吉田充宏でした。