吉田充宏です。
いつも皆様には大変お世話になっております。
本当にありがとうございます。
家庭教育が注目されていることは
言うまでもありません。その中で、
とりわけ、乳幼児教育というものに焦点を当て、
子どもたちが健やかに、元気に育っていくことための
営みについて、四訓を基に考えていこうという取り組みが、
「やまぐち子育て四訓の会」という形で発足しました。
記念講演として、元山口市教育委員長の
緒方甫先生が「心を育てる子育て」と題して
お話をされました。
緒方先生は、教育をしていく中で、特に
「心」の有無に触れられました。
心とは即ち「愛」であり、親が子を想う気持ちです。
また、教育の「教」は学校で養われるものであるのに対し、
「育」は家庭や家族の部分で行われるもの。
その中で、乳幼児期に、親が子どもたちに
そそぐ愛、育てるという心持ち、そして
家族を超えて、地域を思う気持ちにつながっていく
流れを分かりやすく教えてくださいました。
●子育て四訓
一.乳児は、しっかり肌を離すな
一.幼児は、肌を離せ、手を離すな
一.少年は、手を離せ、目を離すな
一.青年は、目を離せ、心を離すな
ほしいものを欲するままに入れた乳児期から、
だんだんと耐える心を学び、そして社会化に
沿って生活できるような知識や知性、知恵を身につける。
殊に、「食」については、「人」を「良くする」と字のごとく、
食の状況の変化が、豊かさゆえに現代人を惑わして
いるようにも思う。
松陰先生の詠のごとく
「親思ふ 心にまさる親心 今日の音づれ 何ときくらん」
子どもたちの成長の第一歩は、まさに親の心持ち
とともに変化していくのかもしれません。
講演を聞きながら、赤ん坊をしっかりと抱いて
緒方先生のお話に必死に耳を傾けるお母さんを
見ながら、この子をきっと幸せにしていただきたいと
素直に思うことができました。
大変勉強になりました。
感謝、吉田充宏でした。