吉田みつひろです。
いつも皆様には大変お世話になっております。
本当にありがとうございます。
今日から、県議会地域商工委員会の視察で
鹿児島県に来ております。
初日は、まず鹿児島県議会で、
集落の維持・存続に関する政策推進モデル事業について
鹿児島県の地域政策課より聴取。
平成21年から平成23年の3年間に、
この事業は、薩摩川内市の藤本地区、錦江町大原地区の
2地域をモデル事業として選定、維持存続が危ぶまれる集落の
課題を解決し、地域住民が先頭に立って、NPO団体や学生などと協働し、
定住自立再生を目指すことをサポート。(あくまで市町村が地域の行政主体)
また、併せて、県庁内においても過疎地域等集落対策推進の体制を
しき、7つの地域振興局が地域住民主体の地域づくりを
作り上げていくことをサポートできる、自由な裁量を持って、
予算を執行できる体制を整備。
それから、南さつま市へ移動。
実際に、その一例として、過疎地の再生、自立活性化に
地域をあげて取り組むNPO法人である
「プロジェクト南からの潮流」を視察。
このNPO法人は、平成13年に設立後、
様々な取り組みを経て、限界集落を「元気集落」へを
掛け声に、持続可能で元気な地域づくりに取り組む。
写真は、取れたての1次産品が並ぶ店舗。
それから、鹿児島県の20年先の高齢化率を誇る
この地域を何とか維持しようと、
交流拠点を建設「おしゃべりクラブ」
お互いに顔を見せなくなった地域の絆を取り戻す。
さらに、豊富な水と山間部の田んぼを利用し、
交流人口促進策として、鹿児島大学のボランティア、
南さつま市と連携し、お米づくり教室や「ちごの滝窯」での
お椀作りなど、さまざまなアイデアを出して交流する。
鹿児島市内の都市部と農村との人の交流を促す。
積極的な取り組みが評価されて
平成22年には、過疎地域自立活性化優良事例表彰で
総務大臣賞を受賞。
その後、テレビや新聞に報じられたこともあり、
県内外から、ドライブでやってくる人が増えたという。
このあたりの集落では、高齢者も車は必須。
自動車がなければ、移動が困難。
丸田明村長さん、87歳、元気です!
シベリア出兵の経験もされたことから、ロシア民謡を
披露してくれた。
この地域の元気を取り戻すために、
鹿児島県の積極的な取り組みに対する評価が
見られた。県職員とこのNPOとの信頼関係。
あくまで、この地域に住む住民の自分の力で
できることを積み重ねていくことが大切。
県、市、大学、NPO法人と、それぞれの役割を
地域が元気になる方向に、注力していく。
自らの手で町おこし、持続可能な地域づくりは続く。
※NPO法人プロジェクト南からの潮流HP ⇒ こちらから
吉田みつひろでした。