吉田みつひろです。


いつも皆様には大変お世話になっております。


本当にありがとうございます。


本日、夕刻より


山口県中小企業経営者協会の県央支部の


平成24年度総会、ならびに講演会・懇親会が行われました。


講演は、皆さんの期待が大きかったようで


席は満席。そのお方とは、


現在山口新聞に記事を掲載されている


西京銀行 代表取締役会長 阿武 一治氏でした。


阿武会長のお話は、いつも驚かされ、面白い。


今回は「本気について」という題でご講演。


よく伸びる20代は、話を聞くときに「なるほど~!」という。


その相槌が、話す方の気持ちを誘い、つい多くの事を


話してしまい、その20代の若者は、可愛がられ、


成長するという。・・・・なるほど。


前例のないことにチャレンジすることで、


前例がないことで長く時間を要すのか、


すぐに決断してチャンレンジするかでは、


判断が遅すぎるより、早い方がリスクが少ない。・・・なるほど。


本気とは、「どれだけ知恵を絞ったか、どれだけ工夫したか、


どれだけ用意したか、どれだけ機会をつくったか」


つまり、銀行というCS(お客様目線)重視の中で、


どれだけ本気で取り組むことができるかが大切。・・・・なるほど。


ある地域の社員の目標数値を発表する決起大会で


お子さんの面倒をみなければいけないので、


出席できませんという女性のスタッフに、


子どもを連れて来たらいいじゃない?と声をかけて


連れてきた支店長、くそまじめな決起大会に


子どもが「お母さん」と叫ぶ声、おそらく


お母さん早く戻ってきてという事でしょうが、


会長には、戦うお母さんのエールに聞こえた。・・・・なるほど。


阿武会長のお話には、大きな花があるわけではない、


と思う(御無礼ながら)。しかし、小さな、可愛い、愛らしい


花があちこちにちりばめられていて、


時にニコっと「面白かったでしょう?」と言われるような


笑顔がとてもチャーミングなのです。


前々職の銀行時代に、


顧客サービス(CS)について、自分なりに


悩み、色んな事にチャレンジしてみたことがあった。


ただひらすら「すみません」を繰り返してみたり


とにかく頭を下げて、誠意を見せたり。


しかし、お客様のたびにそのニーズは違い、


ニコニコしているだけで、的確なアドバイスが


出ないと不機嫌になる方もいらっしゃる。


そこには、会長の言われる「本気」という


人生を試されていることだけは、わかった気がしていました。


本日、何度「なるほど!」と思ったか


覚えていませんが、阿武会長が気持ちよく


お話できたのであれば、それは


自分が気持ちよく話を聞けたということでしょう!


講演後、阿武会長に、


「どこかでお会いしたころがあるのですが


どうも思い出せなくて・・・。」と声を掛けて


いただいた。僕はすかさず名刺を出すと


「大変失礼いたしました。吉田さんでしたね。」


と言っていただけました。私の名刺は御存知という


ことで受け取って戴けなかったのですが、


「会長になられた名刺は、いただいておりませんので


ぜひ戴けますか?」といって、もらいました。


名刺には、


『ほととぎす あすはあの山 こえて行こう』(山頭火)


と種田山頭火の歌が載っていました。


阿武会長、変わらないその人柄が


多くの方を魅了しつづけるのでしょうね。


感謝、吉田みつひろでした。