吉田みつひろです。


いつも皆様には大変お世話になっております。


本当にありがとうございます。


本日はJCの6月例会、


講師に、NPO法人 江戸しぐさ の山内あやり先生を


お招きし、『江戸しぐさ』について、ご教授いただきました。


※江戸しぐさHP ⇒ こちらから


タイトルの、「いつぞやは、先祖が大変お世話になりました!」


は、江戸の商人が、初めてお会いした方に


お声掛けする言葉の型であるそうです。


「初めまして!」はいささか、江戸には合わない様子。


『江戸しぐさ』とは、商人しぐさ、繁盛しぐさとも言われ、


もとは、江戸の商人によって、広められた


商人のリーダーを育てるための心情だそうです。


思いやり、おかげさま、お互いさま、言葉遣いなど、


肝は、商人が、まったく知らない方とどう付き合うか?という


究極の課題に対し、期待に応えてくれるものでもあり、


9歳にして世辞を言えれば一人前という、江戸商人の


心意気でもあるそう。


しぐさは、「思草」と書き表され、つまり


見知らぬ方にまで、心の思うままに、


やらざるを得ないという極限まで体現することでもある。


言われてみれば、雨が降る日、狭い道を


傘をもった方がすれ違う時に、どうしますか?


江戸しぐさでは、傘かしげという行為を行い、


お互いがぶつからないように配慮する。


また狭い道をお互いがすれ違おうとうする際に、


お互いの方がぶつからないように、


お互いが向き合うような形で、ぶつからないように配慮する。


こういった、相手に対する思いやりや配慮が


いずれ、商売繁盛につながっていくという


エチケットやマナーや、ある意味でリスクテイクの要素まで


考慮した、この「江戸しぐさ」。まだまだ沢山あるんですよ。


山内先生のお話を聞きながら、大変勉強になりました。


最後に、山内先生のお言葉を借りれば、


お昼の時間に、「働く」とは、「傍楽」と書き、


周りのみなさまが楽になるようにすることという内容のことを


銀行時代の新人研修で教わったことを思い出しました。


この江戸商人の「心いき」を学びなおすことによって


美しい日本の文化を取り戻せるチャンスになるかもと


思ったりもしました。


本日も大変参考になるお話に出会えて感謝。


吉田みつひろでした。