吉田みつひろです。
いつも皆様には大変お世話になっております。
本当にありがとうございます。
県議会地域商工委員会2日目の予定で
茅部郡森町にある北電のグループ会社が
運営する地熱発電所を視察。
政府が掲げる次世代の自然エネルギーの
推進としては、この地熱発電もおおきな
ウェイトを占めてくるかもしれない。
上の写真で、蒸気がでている建物は冷却塔
といって、蒸気タービンからでた腹水を
冷やしている建物です。
地熱発電のだいたいのシステムとしては、
火山等の地中からのマグマの熱により
地熱貯留層にボウリングし、
水蒸気+圧力を利用し、
その力で蒸気タービンを回すということ。
実際、貯留層を見つける地質学、地理学的な
高度な調査を要すること、
またボウリングしていくために1回に
かかる費用は、十数億円を下らないという。
巨大な地熱からの蒸気で
このタービンが回り、発電している。
実際見てみると、
莫大なインフラ投資の割には、
効率的な発電ではないという印象を持った。
特徴としては、
国内資源を利用でき、自然なクリーンエネルギーとしての
性格をもつものの、
○大容量の発電ができにくいこと。
○調査、開発等に長い時間を要すること。
○自然の景観に恵まれた場所が多いため、
周辺環境との調査をはかる必要があること。
など、設置するにしても、
たくさんの議論とコストを要するという。
山奥の中に、蒸気が上がり、
一見温泉かなあ?と思えるような
ロケーションに、巨大な建物。
一筋縄ではいかないような
発電のしくみであった。
吉田みつひろでした。